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横山晴樹さん・紀子さん(Iターン)

ページID:175828483

更新日:2019年6月3日

高遠町山室で馬と暮らす

たどり着いたのは高遠町山室

横山さんご家族の写真
横山さんご一家

茨城県出身の晴樹さんは「もっと広い世界を見てみたい」という好奇心から、世界を旅して周りました。訪れたのは30か国以上。その中でもモンゴルやニュージーランドで目の当たりにした馬とともに暮らす人々の様子が印象的で、「馬がいるだけで人は笑顔になれる。いつか自分もそんな暮らしを営むことができれば」という思いが芽生えたと言います。

帰国後、晴樹さんは馬と働くことができる場所を探し、NPO法人フリーキッズ・ヴィレッジのスタッフとして高遠町に移住してきました。時を同じくして都内のプレーパーク(冒険遊び場)で働いていた紀子さん。東京で行われたフリーキッズ主催のチャリティーイベントで晴樹さんと出会い、そして結婚。2011年に高遠町での暮らしをスタートさせました。

子どもたちの思いも引き継ぐ

2人でフリーキッズのスタッフとして働き始めた時、晴樹さんは伊那小学校が総合教育の一環で飼育していた木曽馬を引き取ることに。「子どもたちの最終的な目標は木曽馬で『馬耕する』ことだと聞き、その思いも一緒に引き継ごうと決心しました」。

しかし「馬耕」や「馬搬」の経験がなかったため失敗の連続だったといいます。そこで「馬とともに生きる」夢を叶えるため、2012年に「うまや七福」として独立。岩手県遠野市で馬搬をしている師匠の元に修行に通いました。

現在は、師匠から紹介されたパートナー「ビンゴ」とともに農的な暮らしを実践。また、地元の保育園児に馬耕を体験してもらう機会を設けるなど、市内外で精力的に活動しています。

みんなが集まる空間に

横山さんご夫妻は「うまや七福」として独立したことをきっかけに、築100年の古民家を改築。持ち主の方からは40年近く放置されていたこともあり、「本当に住んでもらえるのか」と驚かれるほど傷みが激しかったそうです。基礎工事や土壁塗り、建具の取り付け、水道の配管など、家族や友人など合わせて100人以上の人が家づくりに関わってくれたそうです。
今では、家族や友人だけでなく、移住を希望している人や馬耕体験に訪れた人も宿泊するなど、多くに人が集う場所になっています。

人の温かさが魅力

ここ数年間の間に、移住世帯が増えてきている高遠町山室地区。紀子さんはその理由を、「自然の豊かさはもちろん、とにかく皆さんがいきいきしている。また、移住者をよそ者扱いせず、気にかけてくれる。そんな人の温かさが一番の魅力」と言います。

今では横山さんご夫妻も一緒に移住希望者をサポート。お家に宿泊してもらい、地域の皆さんと顔を合わせ、地域の行事や暮らし方などについて話を聞く機会を設けるなど、橋渡し役を担っています。

「実際に移住してきた時、知恵や技術がないことを不安に思っていました。それでも地域のおじいちゃんおばあちゃんたちから味噌や、米、野菜作りに家の建て方まで一つ一つ教えてもらうことで、知る喜びをたくさん味わってきました。得意なこと・不得意なことがあるのは当然です。だからこそ地域の中で共に暮らす仲間として、地元の人も移住者も、お互いの得意なことを持ち寄ってみんなで補っていけたら楽しいですよね」

次世代につたえる

横山さんご夫妻の写真
横山晴樹さんと紀子

目の前に広がる農村風景や四季折々の表情を見せる里山。当たり前のように見えているもの全て、昔から守り受け継がれてきたもの。
「私たちが教えてもらった、「豊かな自然とともに暮らしていく術」や、「人と人が助け合って楽しく暮らしていく喜び」を、次世代にも伝えていきたいですね。子どもたちが大人になり、さらに生まれてきた孫達が豊かな自然の中でみんなと楽しく暮らしている姿を想像するだけでワクワクします」
そんな素敵な夢を語る2人は、これからもその歩みを止めないことでしょう。

お問い合わせ

伊那市役所 総務部 秘書広報課 広報広聴係

電話:0265-78-4111(内線2131 2132)

ファクス:0265-74-1250

メールアドレス:his@inacity.jp

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