伊那市中学生キャリアフェス2020オンライン開催(11月12日)
更新日:2020年11月17日
Smile Flower~一人一人が未来の花を咲かせるために~
地域を知り、地域の人とふれあい、地域の未来を考えることを目的に、市内の全中学2年生を対象とした「伊那市中学生キャリアフェス2020」がオンラインで行われました。
今年は、上伊那地域を中心とした50ほどの企業・団体が出展。約670人の市内中学2年生が全員参加し、ビデオ会議システム「zoom」を利用して興味があるブースを巡り、地元で働く方や地域活動に取り組む方、そして異なる学校の生徒たちとの交流を楽しみました。
白鳥市長は挨拶で「伊那市には素晴らしい自然・仕事があり、情熱を持った人がたくさん働いている。このまちの良さをもっと知って、これからの未来に生かしてほしい」と、生徒たちにエールを送りました。
東部中学校では、2人1組でタブレット端末を使い、6つの企業などを20分間ずつ巡りました。普段から森や山など自然に対する興味があったという生徒は、(株)やまとわを訪問。森林整備の重要性などを聞き、担当者の「これからも自分のわくわくする気持ちを大切にしてほしい」という呼びかけに「もっと地元のことを知りたくなった」と応えていました。
今回の伊那市中学生キャリアフェス2020は、11月に入り、市内で新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されたことを受け、急遽オンラインでの開催に。一時は中止も検討されましたが、開催に向けて真剣に取り組み、心待ちにしていた生徒たちの思いと、これからの伊那市を担う若い力に情熱を伝えたいという地域の思いが一つとなり、オンラインへと大きく舵を切るかたちで開催が決まりました。
そのような中で、「いろいろな企業の話を聞けて、とても勉強になった。仕事内容だけでなく、このまちの魅力も知ることができた」と、生徒たちは多くの人との交流を通じてたくさんの刺激を受け、さまざまな学びがあったことを教えくれました。
今年3月から準備を進めてきた生徒実行委員会のリーダーを務めた伊那中学校の星野樹(ほしのいつき)君は「中止かもしれないと聞いたときはショックだったけど、開催できたことに本当に感謝しています。始まってみると、あっという間に終わってしまった」と一日を振り返りました。
急遽決まったオンラインでの開催。生徒の皆さんには当然、不安があったはずです。それでも、真剣な眼差しで、そして時には笑顔で画面を見つめる姿が、とても充実した一日だったことを物語っています。
この日の経験を生かし、大きく羽ばたく皆さんの活躍に期待しています。
伊那市中学生キャリアフェスのこれまでの歩みを紹介しています。
