仙丈ヶ岳で防鹿柵を設置(6月30日・7月1日)
ページID:829093794
更新日:2021年7月9日
お花畑復活を目指して
南アルプス周辺で生息数を増加させているニホンジカ。その食害の影響は、高山帯における貴重な高山植物に及んでいます。そんな食害からの植生保護のため、森林管理署・県・信州大学・伊那市ほか3市町村などで構成する南アルプス食害対策協議会は、ニホンジカの侵入を防ぐ「防鹿柵(ぼうろくさく)」の設置を13年前から開始しました。
この日は会員やボランティアなど26人が、仙丈ケ岳の「馬の背」周辺で作業を実施。ポールを立て、高山植物の群生地を囲うようにネットを張っていきます。
毎年続けてきた甲斐もあり、ネットの中にはシナノキンバイやミヤマキンポウゲなどの高山植物が徐々に復活しています。かつて、登山道脇にはさまざまな高山植物が咲き誇っていた仙丈ヶ岳。その姿を取り戻すまで、活動は続きます。
お問い合わせ
伊那市役所 総務部 秘書広報課 広報広聴係
電話:0265-78-4111(内線2131 2132)
ファクス:0265-74-1250
メールアドレス:his@inacity.jp
