伊那市版メタバース「イナの森」公開！！

伊那市は「イナの森」をテーマにメタバース空間を構築しました。当市は森林面積が約550平方キロメートルで市域の82.5パーセントを占め、四季折々の美しさを奏でる里山や農村は自然資源の循環利用の場でもあります。

豊かな森がすぐ近くにあるからこそ、私たちの暮らしは小さい頃から森と隣り合わせです。市民にとって身近に存在する森や伊那の暮らしをメタバース空間上に表現することで、普段から気軽に交流しコミュニケーションが図れる場としての認知を広げるとともに、市内の多様な人や団体がメタバースを通じてゆるやかにつながれる場作りを目指しています。

また、市外の人には、「イナの森」を通じて、伊那の暮らしや森との関わりを、メタバース空間を通して体験できる場として、デジタル上での関わりから、さらには実際に伊那市を訪れていただくような関係人口・交流人口の創出につなげていきます。

「イナの森」は「VRChat」のプラットフォーム上で提供されています。

まずは「VRChat」に登録いただき、そこから「イナの森」をワールド検索することで訪れることができます。

（注記）詳しくは下記専用サイトをご覧ください。「VRChat」の導入からワールド入場までの詳細な説明があります。

「イナの森」では、ストーリーワールド、イベントワールドの2つのワールドを用意しています。

「イナの森」を舞台に、森林の循環と自然との共生をテーマとしたストーリーを体験できるワールドです。

訪れた人は、森と人をつなぐ案内人である森の妖精「イナミン」たちと協力し、学びを得ながら森の循環や荒廃した森の再生を体験することができます。

イベントワールドの「イナの森」には、テーマが異なる伊那市らしい5つのエリアが用意されています。

それぞれのエリアごとに仕かけがあり、様々な体験をしたり、イベント開催など多様なシーンでの活用が期待できます。

・森の入口…「イナの森」への入口であり、象徴的な桜の木が来訪者を出迎えます。

・森の学校…特色ある伊那市の学びを豊かな自然の中で体感できます。市内の小学校にある屋外学習施設「森の教室」が再現されたり、動物飼育の様子やお絵かきを体験できます。

・暮らしの家…お試し暮らし施設「田舎暮らしモデルハウス」が再現されており、伊那市の暮らしを味わえます。メタバース画廊として、市民の写真や動画を展示することができます。

・キャンプ場…「千代田湖キャンプ場」が再現されています。たき火に薪をくべたり、キャンプの雰囲気を楽しんだりしながらコミュニケーションをとることができます。

・森のひろば…大型スクリーンが中央に配置され、ワークショップや発表の場として利用ができます。多くの人が交流したり、イベントを開催したりできます。