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令和4年12月議会定例会あいさつ

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更新日:2022年11月25日

あでやかな錦繍の時期が足早に過ぎ去り、アルプスの山々の頂は、白く装いを変え、早いもので間もなく師走を迎えます。


本日は、令和4年12月市議会定例会をお願いいたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中ご出席を賜り誠にありがとうございました。


定例会の開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 はじめに伊那市内における新型コロナウイルス感染症の状況でございますが、新規感染者は8月中旬に第7波のピークを迎え徐々に収束傾向で推移しておりましたが、11月に入りまして全国的に感染者数が再び増えて「第8波」の流行に入りました。

 長野県では、入院患者数の増加に伴う医療機関の医療提供体制が逼迫したことから11月14日に「医療非常事態宣言」を発出したところでございます。

現在、伊那市としましては、新たな行動制限を行うことなく社会経済活動を維持しつつ、医療逼迫に直結する重症化リスクのある高齢者等を守ることに重点を置いて、感染拡大防止策を講じている状況でございます。

この冬は、新型コロナウイルスの感染拡大に加えて、季節性のインフルエンザの流行も懸念されております。さらなる感染拡大による社会経済活動の停滞や医療の逼迫を招かないためにも、日常的な感染予防対策に加えて、感染、重症化予防のためにワクチン接種が極めて重要となりますので、市民の皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

さて、今月15日に発表された2022年7月から9月期の実質国内総生産(GDP)の速報値は、前期比年率1.2パーセント減となり、1年ぶりのマイナス成長となりました。

また、総務省が18日に発表した10月の全国消費者物価指数は前年同月比で3.6パーセント上昇し、上昇率は第二次石油ショックの影響が残っていた1982年2月以来、40年8か月ぶりの伸び率となりました。

こうしたなか、長引くコロナ禍に加え物価高騰、急激な円安等、地域経済や市民生活は大きな影響を受け、数値以上に大変厳しい状況が続いていると推察されるところでございます。

物価高騰対策につきましては、現在、先に補正予算をお認めいただきました生活困窮世帯、子育て世帯、児童福祉施設、福祉事業所等への支援、また、電気料金高騰による経営への影響が切実な状況である中小事業の皆さまに対する「電気料金高騰対応 中小事業者応援金」などの支援対策を鋭意進めているところでございます。

引き続き市民の皆さまの生命と生活を守るため、ワクチン接種の推進、物価高騰対策、困窮者支援等、スピード感を持ちながら適時、最大限の対応を図ってまいります。本定例会におきましても関係する補正予算をお願いし、早急に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

次に、マイナンバーカードの普及促進について、皆さまにお願いを申し上げます。

マイナンバーカードは、平成28年からカードの交付が始まり、国は「今年度末までに、ほぼすべての国民がカードを取得する」ことを目標に掲げています。

これまで伊那市は、時間外受付や出張受付など、マイナンバーカードの取得を希望される方々が、カードを取得しやすい環境をつくることに注力してまいりましたが、令和4年10月末時点の伊那市のカード交付率は、「45.2パーセント」で、全国平均の「51.1パーセント」を下回っております。

マイナンバーカードの取得は、任意とされていますが、国は、「カードの交付率が全国平均以下の市町村は、今後、地方交付税や一部交付金の交付に差をつける」という方針を表明しており、このままでは、伊那市財源の減少や事業の申請に影響が出る可能性があります。

現在、12月末までにマイナンバーカードの取得申請をした方に、最大20,000円相当のマイナポイントを付与するキャンペーンが実施されており、これは市民の皆さまにとっても大変有利な制度と言えると思います。

この機会を捉え、伊那市では、12月をマイナンバーカード普及促進強化月間として、申請と交付窓口の時間と場所を、これまでより大幅に増やして開設するとともに、全庁あげての普及促進に取り組んでまいります。

マイナンバーカードの取得はあくまでも個人の自由ですが、まだカードをお持ちではなく、これからカードを作ろうかとお考えの方は、マイナポイント取得のためのみならず、伊那市の財源確保にも直結しますので、12月中の申請をご検討いただきますように、お願いを申し上げます。

マイナンバーカードについては、セキュリティ面の不安から、取得を敬遠している方もいるかと思います。今後も、カードの必要性やメリット、安全性をわかりやすく広報し、多くの方が、納得のうえカードを取得していただけるような環境づくりに努めてまいります。

次に、最近の伊那市行政の主な動きにつきましてご報告申し上げます。


このたび国土交通省三峰川総合開発工事事務所で整備を進めていただいておりました、美和ダムの堆砂対策施設である「ストックヤード施設」が完成し、11月6日に宮下一郎衆議院議員、足立敏之参議院議員をはじめ、多くのご来賓の皆さまのご臨席のもとに完成式典が開催されました。

美和ダム再開発事業は平成元年の事業着手以降、このストックヤード施設の完成で施設整備は完了したところでございますが、式典の中で国会議員の先生からは、天竜川流域全体の治水対策には戸草ダムが必要とのあいさつがありました。

また、近年は災害が激甚化、頻発化しており、国土交通省は河川整備基本方針を見直すとも発表しておりますので、今後、戸草ダム建設に向けて関係機関にさらなる要望活動等を行ってまいる所存でございます。

今年の秋は社会経済活動への行動制限がなく、全国旅行支援割の効果もあり、「高遠城址もみじ祭り」や「高遠そば新そば祭り」などのイベント、市内のそば店などは、県内外から多くの観光客で賑わい、11月6日に開催した「高遠城下石仏ウォーク」には、403名もの参加をいただきました。

 また、今年初の試みとして開催しました、「石仏のきらめき、経木のあかり」につきましても、建福寺の石仏ライトアップに併せて、市内の小学生などに作製していただいた経木を使った灯ろうを飾り、幻想的な雰囲気の中、多くの皆さまに「高遠石工」の素晴らしさを知っていただくことができました。

この他、「伊澤修二記念音楽祭」、「森JOY」など秋を彩る多彩なイベントも開催され、多くの皆さまに伊那の秋を満喫いただき、徐々にコロナ前の状況に戻ってきていると感じているところでございます。

11月10日には、キャリア教育の一環として、将来を担う中学生が地域を知り、地域の大人とふれあい、生徒自身のキャリアを考えるきっかけとなることを目的として、「伊那市中学生キャリアフェス2022」を開催しました。本年度は3年ぶりの対面式による開催となり、会場となったエレコム・ロジテックアリーナ(市民体育館)や武道館は、参加した中学生や出展者の皆さま方の熱い想いで熱気を帯びていました。オープニングやクロージングイベントでは、生徒一人一人が持ち寄ったタブレット端末を上手に活用した演出なども行われ、学校におけるICT活用教育の成果の一端に触れた思いがしました。この取組にご参加いただきました市議会はじめ各種団体、事業者の方々に感謝申し上げます。

以上、主な動きにつきましてご報告させていただきました。

本日、定例会に提出いたします議案は、一般案件が5件、条例案件が9件、予算案件が6件の計20件でございます。詳細につきましては、担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議いただきご議決賜りますようお願い申し上げ、あいさつとさせていただきます。

お問い合わせ

伊那市役所 総務部 秘書広報課

電話:0265-78-4111(内線2133)

ファクス:0265-74-1250

メールアドレス:his@inacity.jp

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