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令和5年9月議会定例会あいさつ

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更新日:2023年8月28日

令和5年9月市議会定例会の開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。

お盆を過ぎましても、厳しい残暑が続いているところでございますが、暦の上では、二四節気の一つ「処暑」を迎え、暑さもようやく峠を越す頃となってまいりました。朝夕は幾分、過ごしやすくなってきた気がいたします。
今年のお盆は、新型コロナ感染症が5類へ移行後、初めて迎えたものとなり、古里で過ごす人の帰省ラッシュの話題が、久しぶりに聞かれ、全国各地で、賑わいが戻ってきているところでございます。
伊那市におきましてもお盆期間中各種の行事を開催いたしました。
8月12日には、伸和コントロールズ株式会社様のご縁により、多くの著作やテレビ出演などで知られている歴史学者の磯田道史(いそだみちふみ)講師にお招きし、「古文書活用の未来」について講演をいただきました。募集開始早々に定員に達する大盛況で、講演では高遠に関する古文書を解説いただくなど、興味が高まる内容でした。これを契機に、今後、古文書の活用がさらに進むことを、期待しているところでございます。
8月14日・15日には、約460人が出席して、旧伊那市地域におきまして「二十歳のつどい」が行われ、『伊那市が取り組んでいる、50年の森林(もり)ビジョンや、伊那から減らそうCO2などの先進的な取組みを紹介し、夢のある伊那市創造に向け、伊那地域、INA Valleyを共に創っていただきたい。』とビデオメッセージにより私の方から語りかけました。これからも、多くの若者が、ふるさとに夢が持てる街づくりに向けて、取り組んでいく所存でございます。
次に、8月17日には、駒ヶ根市北の原と伊那市青島を結ぶ、国道153号伊駒アルプスロードの中心杭打ち式が開催されました。これを契機として、渋滞緩和やアクセス向上が進み、観光振興に資する伊駒アルプスロード事業が大きく前進し、リニア中央新幹線開業と、三遠南信自動車道開通に合わせ、早期全線開通に向けて、より一層事業が進むことを期待しているところでございます。

また、近年の異常気象により、各地で人命を脅かす災害が多く発生しております。今後も、異常気象による災害が、いつ発生するかわからない状況にありますので、様々な機会を通じて防災意識の高揚を図るとともに、市民の皆様におかれましては、お住いの地域の危険箇所や浸水被害の想定、避難場所への経路や非常持ち出し品の確認など、日頃から災害に備えた対応をお願いするところであります。
9月3日には地域の災害対応力の向上を目的として、東春近地区を主会場に「伊那市総合防災訓練」を計画しておりますので、多くの皆様にご参加を頂きたいと考えております。

次に物価高騰対策については、これまでも、エネルギー・食料品の高騰の影響を受けた市民や事業者への支援に迅速に対応してまいりましたが、今定例会においても、市民生活や産業を支えるために必要な対策を機敏に対応するため、新型コロナウイルス感染症及び物価高騰対策としての取り組み第38弾をはじめとする一般会計の補正予算と、そのほか特別会計の補正予算をお願いしております。
第38弾の取り組みとして、燃油高騰の折、冬を迎える低所得の高齢者や、相次ぐ食料品の値上げなどが続く中、子育て世帯への支援のほか、昨年度に引き続き、高校進学に不安を抱える、ひとり親家庭の中学3年生への支援を提案しております。
また、電気料金や燃料、飼料高騰の影響を受けている施設園芸農家、畜産農家、福祉事業所、児童福祉施設、運送事業者、中小企業者等に向けて幅広い支援を考えております。
関係する補正予算につきまして、この後、提案をさせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。

また、監査委員に審査いただきました、13会計の令和4年度決算認定をお願いしております。一般会計では、すべての福祉に漏れがない対応や、地域経済の活性化、物価高騰対策などを進めながらも、財政健全化プログラム等の取り組みにより、市の財政状況は健全な状態を維持することができました。
具体的には、地方公共団体の主な財政健全化判断比率のうち、実質公債費比率は、令和3年度決算と比較して0.1%良化した「6.8%」に、また、将来負担比率は、前年度同様の「数値なし」を維持しております。
この健全な状態を維持するために、歳出抑制を図り、市債においては「返すより多く借りない」ことを遵守したほか、地方創生推進交付金などの有利な補助金の活用や、ふるさと納税の積極的なPRなどにより、着実な基金の積み増しを実施しているところでございます。
また、平成17年度末の決算で16億8,000万円でありました伊那市全体の未収金は、令和4年度を
第5次徴収対策プログラムの最終年として取り組んだ結果、1億3,293万円まで縮減し、平成17年度末と比較すると、15億4,700万円の大幅な縮減となっております。
今後も、令和5年度から取り組んでおります第6次徴収対策プログラムによりまして、公平な負担と安定した財源確保のため、未収金解消に努めてまいりたいと存じます。
最後に、新型コロナワクチンの接種について、これまでも医療機関をはじめとして、多くの皆様のご協力をいただく中で実施してきております。本年、5月からの「春開始接種」につきましては、高齢者、重症化リスクの高い方、医療従事者や高齢者施設等の従事者の方を対象範囲として、行ってきており、来月9月下旬からは、接種可能なすべての方を対象に「秋開始接種」を予定しています。
報道発表をご覧になり、ご承知のことと存じますが、5類に移行した5月8日時点では、県全体で、定点医療機関あたりの届け出数が3.65人であったの対し、8月23日発表では、19.67人へ増加しており、5.4倍となっている状況です。引き続き、国の動向に注視し、市民の皆様が安心して、円滑にワクチン接種ができますよう、取り組んでまいります。

本定例会に提出いたします議案は、一般案件2件、条例案件1件、人事案件1件、決算案件13件、予算案件5件の合計22件でございます。詳細につきましては、担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議いただき、ご議決賜りますようお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。

お問い合わせ

伊那市役所

電話:0265-78-4111(内線2131)

メールアドレス:info@inacity.jp

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