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令和5年12月議会定例会あいさつ

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更新日:2023年11月24日

木の葉が舞い散り、行く秋が惜しまれる季節となりました。紅葉に染まっていたアルプスの山々も、次第に雪化粧へと装いを変え、冬の訪れを感じるところです。

本日は、令和5年12月市議会定例会をお願いいたしましたところ、議員各位におかれましては、ご出席を賜りありがとうございます。定例会の開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。


内閣府が11月に発表した月例経済報告によりますと、日本経済の基調判断について「景気は、このところ一部に足踏みも見られるが、緩やかに回復している」とし、その先行きを「雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される」としております。

また、今月2日、政府は、日本経済がデフレから完全脱却するためにと掲げ、物価高に苦しむ家計支援を柱とする経済対策を閣議決定し、現在、臨時国会で、議論されております。今後、地方経済の確かな回復につながることを強く期待するものであります。

本市といたしましても、物価高騰対策・経済対策につきましては、9月補正予算にて低所得高齢者世帯への燃料費等支援、施設園芸農家や中小企業者への支援等、幅広く事業化させていただいておりますが、更なる支援の充実に向け、国及び県の補正予算の動向を踏まえて検討を進めてまいります。


さて、今月6日、一般社団法人プラチナ構想ネットワークが主催する「第11回プラチナ大賞」におきまして、全国から応募のあった55件の取組の中から、「優秀賞・デジタル地域再生賞」を受賞するとともに、併せて「プラチナシティ」に認定されました。この「プラチナ大賞」は、現在、直面している地域の課題を、新たな手法により、課題解決をしようとしている自治体や企業の取り組みの中から、特に優れた事業を表彰するもので、「伊那に生きる、ここに暮らし続ける」をコンセプトに、「新産業技術による地域課題の解決」、「50年の森林ビジョンの推進」、「伊那から減らそうCO2!の実践」という、伊那市の重層的かつ先進的な政策が高く評価されたものと捉えております。


また、モバイルコンピューティング推進コンソーシアムによる「MCPCアワード 2023」では、一昨年の「ゆうあいマーケット」、昨年の「モバイルクリニック」に続き、「ぐるっとタクシー及び市街地デジタルタクシー」の取組が3年連続となる入賞を果たし、「モバイルパブリック賞」を頂きました。市域の広い伊那市で、交通弱者への支援という地域課題に対し、AI自動配車システムを活用したドアツードア乗合タクシー等を運行し、市内全域で高齢者等の移動環境を実現している点が高く評価されたものであります。今後も、市民の皆さまが安心して暮らせるよう、さらなる取り組みの深化に努めてまいります。


さらに、先日は、そうした取組の一つでもあります「無人VTOL機による物資輸送プラットフォーム構築プロジェクト」におきまして、共同で事業を進めております川崎重工業株式会社と共に、伊那スキーリゾートを会場として中間事業報告会を開催し、多くのメディアや関係者の皆様にご参加をいただく中で、荷物重量200kg、継続航行距離100km、標高耐性3,100mの機能を有する無人VTOL機の世界初となる実フィールドでの飛行デモンストレーションを実施いたしました。概ね2年後には、山小屋への荷上げというミッションを果たしながら伊那市の山岳を飛ぶ姿が見られるものと大変期待しております。


それでは、最近の市行政の主な動きについてご報告申し上げます。

9月30日から10月15日の間、日比谷松本楼で「信州伊那 ~松本楼で愉しむ 秋の恵~」を開催し、伊那市の地元食材を使った特別メニューを提供するフェアを開催致しました。創業者が伊那市出身である松本楼との120年の縁がつないだ、今回の取り組みは、東京の巨大マーケットに向け、伊那の魅力を最大限に発信する良い機会となりました。今後も様々な機会をとらえ伊那市のブランド力向上のためにトップセールスに取り組んでまいりたいと思います。


10月21日には、第33回暴力追放・地域安全伊那市民大会をニシザワいなっせホールにて開催しました。暴力追放と、地域の安全を守るために大会宣言が採択され、改めて、市民が安全に安心して住み続けられる各種の施策を推進して参ります。


10月28日には、今年で37回目となる「伊澤修二記念音楽祭」を、東京藝術大学の皆さまをお迎えし、多くの市民にご参加を頂くなかで開催致しました。4年ぶりに結成された市民の皆さんによる「伊澤修二記念音楽祭合唱団」の響きわたる歌声と、市内中学生の吹奏楽団と合唱団による「伊那市の歌」の共演や、東京藝大シンフォニーオーケストラによる、心揺さぶられる素晴らしい演奏で、会場全体が感動に包まれておりました。


11月3日文化の日には、正副議長、総務文教委員長にもご出席いただくなか、伊那市表彰式典を挙行いたしました。今年も、伊那市発展のためにご尽力いただいた11名と6団体の皆様の功績をたたえ、表彰させていただきました。


11月5日には、“50年後の君たちへ”をテーマとしたイベント「森JOY」が市民の森にて開催され、約1,000人の皆様にお越し頂きました。イベントを通じて、多くの皆様が森を学び、森を楽しみ、伊那市の自然を満喫していただく機会となりました。


また、同じ5日には、長谷において5年ぶりに南アルプスふるさと祭りを「長谷フェス」と銘打って開催いたしました。内容も大きく見直し、道の駅を会場に、特色ある長谷の食と様々な体験、また、小中学生等のステージ発表をご覧頂きました。会場は多くの家族連れや紅葉狩りのお客様で賑わい「南アルプスの長谷」をお楽しみいただいた1日となりました。


11月16日には、キャリア教育の一環として、将来を担う中学生が地域を知り、地域の大人とふれあい、生徒自身のキャリアを考えるきっかけとなることを目的として、「伊那市中学生キャリアフェス2023」を開催致しました。昨年に続き対面式による開催で、会場のエレコム・ロジテックアリーナ(市民体育館)には、参加した中学生や出展者の皆さま方の熱い想いがあふれ、生徒たちが積極的に各ブースを訪れ、真剣な眼差で大人たちの話に耳を傾けておりました。参加した生徒たちからは楽しかった、自分の知らなかった職業のことを知ることができたなどの声が聞かれました。将来伊那市を担っていく子供たちにとって、大変有意義な一日になったと思っています。この取組にご参加いただきました市議会はじめ各種団体、事業者の皆さまに御礼を申し上げます。


本日、定例会に提出いたします議案は、一般案件が3件、条例案件が8件、予算案件が7件の18件でございます。

それでは、今議会に提案しております補正予算のうち一般会計の特徴的な事業について、ご説明をさせていただきます。

はじめに、これからのまちづくりとして取り組む、伊那北駅周辺の整備に向けた基本構想の策定に予算を計上したほか、伊那市に立地した民間企業の設備投資にあたり、地域総合整備資金、いわゆる「ふるさと融資」制度を活用して貸付を実施するための予算、また、本年4月から努力義務化されました自転車用のヘルメットについて、着用率向上のため、購入費用への補助金を予算計上しております。このほか、障害者自立支援給付費ほか、福祉・医療関係の支援の増額や、より一層の財政健全化に向けまして市債の繰上償還を予算計上しております。

以上が、一般会計に計上いたしました主な事業でございます。


詳細につきましては、担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議いただきご議決賜りますようお願い申し上げ、あいさつとさせていただきます。

お問い合わせ

伊那市役所 総務部 秘書広報課

電話:0265-78-4111(内線2133)

ファクス:0265-74-1250

メールアドレス:his@inacity.jp

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