「外来種3ない運動」実施中
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更新日:2022年6月17日
外来種とは、「人の活動によって本来の分布域の外の国や地域に導入(移動)された生物種」のことを言います。
外来種は、身の回りの自然環境や私たちの生活、業に様々な影響を与えるおそれがあるため、年間を通じて「外来種3ない運動」を実施しています。
入れない 悪影響を及ぼすおそれのある外来種を「入れない」
捨てない 飼養・栽培している外来種を適切に管理し「捨てない」
拡げない 既に野外にいる外来種を他地域に「拡げない」
外来種の中でも「特定外来生物」の取り扱いには、特に注意が必要です。
特定外来生物は、外来生物法で規制される事項がありますので、取り扱いには注意が必要です。
この規則に違反すると、最高で懲役3年、罰金300万円(個人)又は1億円(法人)が科せられる場合があります。
伊那市内において、特定外来生物であるアレチウリやアカミミガメなどの生息が確認されています。
特定外来生物の例
アレチウリ
オオキンケイギク
オオハンゴンソウ
アカミミガメ
ヒアリ
ウチダザリガニ
写真提供:環境省、長野県
○特定外来生物(それに似た生物)を発見した際には、危険ですので、むやみに捕獲等をせず、発見した生物・場所や状況などを生活環境課環境政策係にご連絡ください。
○特定外来生物について詳しい情報は、環境省ホームページをご覧ください。
特定外来生物の生息情報をお寄せください!
市では、特定外来生物のうち市内に繁茂している以下の3種類の植物の生息情報を収集しています。
・アレチウリ
・オオハンゴンソウ
・オオキンケイギク
「家の近所に繁茂している」「○○川沿いに群生している」などの情報を、生活環境課までお寄せください。
アレチウリ
アレチウリ
特徴
一年草で、日当たりの良い場所を好み、有機質の多い汚染された河川の川岸に多く見られます。
開花期は8月から10月、花は1センチ程度の黄白色、茎は他のものに巻きつき長さ数メートルから10数メートルになります。
駆除方法
最も効果的な方法は「抜き取り」です。
駆除のポイント
アレチウリの芽生えは5月から10月頃まで続くため、成長する前に、1年間に数回抜き取ると効果的です。抜き取り時期6月、7月、9月。
種子は土の中で数年間生きることができるため、駆除した場所でも翌年以降生えてくることがありますので、数年間継続した駆除が必要となります。
オオキンケイギク
オオキンケイギク
特徴
全国に分布し、多年草で道端や河川敷などの日当たりの良いところに繁茂し、在来種を駆逐する恐れがります。開花期は5月から7月、花は小さく黄燈色、茎は30センチから70センチで2年目以降はススキのように株立ち状になることが多いです。
駆除方法
最も効果的な方法は根まで全てを取り除く「掘り取り」が効果的です。
駆除のポイント
オオキンケイギクの種子は8月頃からできるため、種子ができる前に駆除をすることが効果的です。
種子は土の中で数年間生きることができるため、駆除した場所でも翌年以降生えてくることがありますので、数年間継続した駆除が必要となります。
オオハンゴンソウ
オオハンゴンソウ
特徴
全国に分布していますが、中部地方以北の寒冷な地域に多く、北海道、福島県、長野県、岐阜県で大群落がみられます。
多年草で、開花期は7月から10月、花は6センチから10センチ程度で黄緑色、茎は1メートルから3メートルになります。
駆除方法
最も効果的な方法は根まで全てを取り除く「掘り取り」が効果的です。
駆除のポイント
オオハンゴンソウの種子は8月頃からできるため、種子ができる前に駆除をすることが効果的です。
種子は土の中で数年間生きることができるため、駆除した場所でも翌年以降生えてくることがありますので、数年間継続した駆除が必要となります。
その他
駆除方法や処分等について不明な点がございましたら、駆除の実施前に生活環境課環境政策係にご相談ください。
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お問い合わせ
伊那市役所 市民生活部 生活環境課 環境政策係
電話:0265-78-4111(内線2211 2212)
ファクス:0265-73-4151
メールアドレス:sei@inacity.jp