歴史博物館 企画展「秀畝の画業」
ページID:161896543
更新日:2024年3月9日
企画チラシ
企画趣旨
令和6年(2024年)は、池上秀畝が高遠に生まれて150年という節目の年にあたります。
秀畝と言えば、小坂芝田、中村不折と並ぶ伊那の三筆の一人と賞賛され、上伊那地域の代表的な日本画家として知られています。幼少期から父の影響でよく絵を描き、15歳のとき東京の荒木寛畝に弟子入りして画力を高めました。精緻な絵を得意とし、日本美術展覧会(日展)の前身に当たる文部省美術展覧会(文展、新文展)や帝国美術院展覧会(帝展)、日本美術協会展に出品すること多数、幾度も受賞し、帝展の審査員まで務めました。
当館では、収蔵資料のほか、他の施設や個人から借用した作品を展示し、池上家三代の足跡と秀畝の画業を振り返ります。秀畝が日本画家として大成した背景には、絵描きとしての祖父休柳と父秀花の存在、写生や臨写の励行、故郷の風景や様々な古典に基づく独自の画風の形成、故郷の人々との交流による多彩な作品の制作といった様々な要素がありました。秀畝の活動を知りながら作品を鑑賞することで秀畝の作品をもっと身近に感じていただく機会となりましたら幸いです。
なお、今年は秀畝生誕150年を記念して、長野県立美術館、長野県伊那文化会館、練馬区立美術館、信州高遠美術館、伊那市創造館、当館の6館が池上秀畝の展覧会を開催します。これだけ多くの館で同じ人物に注目した展覧会が開催できることは大変喜ばしいことです。ぜひとも、他館の展覧会もお楽しみください。
期間
令和6年2月23日(金曜日)から令和6年6月16日(日曜日)
休館日
2月26日(月曜日)、3月4日(月曜日)、3月11日(月曜日)、3月18日(月曜日)、3月21日(木曜日)、4月22日(月曜日)、4月30日(火曜日)、5月7日(火曜日)、5月8日(水曜日)、5月13日(月曜日)、5月20日(月曜日)、5月27日(月曜日)、6月3日(月曜日)、6月10日(月曜日)
開館時間
午前9時から午後5時(最終入館は午後4時30分)
会場
伊那市立高遠町歴史博物館 2階 第3展示室
所在地
〒396-0213
長野県伊那市高遠町東高遠457番地
入館料
一般 | 400円 |
---|---|
団体(20名以上) | 300円 |
- 高校生以下、および18歳未満の方の入館は無料です。
- 団体は20名以上です。
- 身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名の入館料は免除になります。
- 国立高遠青少年自然の家の利用者で、自然の家の証明がある方(団体・個人)の入館料は免除になります。
- 小学校・中学校・高校・特別支援学校等の学校、公民館、社会福祉協議会等の取組として入館される場合は、入館料が減免の対象となる場合があります。事前に館にお問い合わせください。
主催
伊那市教育委員会、伊那市立高遠町歴史博物館
協力
カク万伊藤園本舖様、カク万伊藤園茶舖様、春日正策様、宮下雄司様、信州高遠美術館、伊那市立高遠町図書館、伊那市創造館、伊那市立伊那小学校ほか
ダウンロードしてご覧ください。
皆さまのお越しをお待ちしております。
池上秀畝カードを集めよう
2024(令和6)年は池上秀畝の生誕150年にあたり、信州高遠美術館、高遠町歴史博物館、伊那市創造館、長野県伊那文化会館でもそれぞれの館で企画した展覧会を開催します。また、長野県立美術館と練馬区立美術館では代表作品を展示する巡回展を開催します。
今回、6つの美術館・博物館において、ほぼ同時期に同一の作家の展覧会を実施する稀な機会を捉えて、池上秀畝の作品を載せたカードを作成しました。カードは4種類作成し、長野県伊那文化会館、高遠町歴史博物館、信州高遠美術館、伊那市創造館に配置し、展覧会を鑑賞した方に配布します。全種類収集した方への特典として、長野県立美術館「生誕150年 池上秀畝ー高精細画人ー」の入場券引換券を贈呈します。
市内4館で配布する「秀畝カード」のご案内です。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
お問い合わせ
伊那市役所 教育委員会 生涯学習課
電話:0265-78-4111(内線2721)
ファクス:0265-72-4142
メールアドレス:sgs@inacity.jp