伊那市地域公共交通計画について

平成18年に伊那市、高遠町、長谷村の3市町村が合併し誕生した本市は、旧市町村ごとに行われた独自の交通施策を調整し、今日に至ります。当初、路線バスを中心とした施策からAI自動配車システムによる乗り合いタクシーの公共交通を開始、また市街地にお住まいの方を対象としたタクシー運賃補助のシステムを開発し、ドアtoドアの公共交通に取り組んできました。
　しかしながら地域公共交通を取り巻く環境は急速に変わりつつあり、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う利用者数の減少や、バス・タクシーの運転者不足は労働時間短縮と相まって、非常に厳しい局面を迎えており新しいマスタープランを策定することが急務となってきています。
　このような状況を受けて、持続可能でわかりやすく利便性の高い公共交通体系を構築することを目的とした「伊那市地域公共交通計画」を策定するものです。

本計画の区域は伊那市となりますが、定住自立圏を形成する箕輪町及び南箕輪村とは、共同で実施している交通施策もあるため、連携しながら進めていきます

本計画の期間は、令和6年度から令和10年度までの5年間とします

交流と連携を支え、将来にわたって暮らしを守る　地域公共交通

〇地域のすみずみまでカバーし、まちとつながり　日常生活を支える公共交通
〇使いやすくおでかけしたくなる公共交通
〇各地とつながり、交流やまちの賑わいをささえる公共交通
〇これからもずっと続いていく公共交通