常設展示
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更新日:2022年1月24日
伊那市創造館では、日本で最も美しいといわれる神子柴遺跡出土の石器と、縄文時代の精神世界を不思議な造形美で表現する顔面付釣手形土器、この2件の国重要文化財を常設展示しています。
観覧料は無料です
常設展示室
長野県神子柴(みこしば)遺跡出土品
出土点数 66点
上伊那郡南箕輪村 神子柴遺跡出土
旧石器時代最終末から縄文時代草創期
昭和63年(1988年)6月6日 国重要文化財指定
神子柴遺跡では、約6メートル×3メートルの狭い範囲から、完成された石器ばかりがまとまって出土しました。大型のものが多く、刃の部分を磨いた石斧や、両面を加工した尖頭器など、非常に高い技術で作られています。また、未使用の石器が多く、意図的に配置されたような出土状態や、石材の産地が広範囲にわたることなどから、遺跡の性格をめぐって、「祭祀場説」「墳墓説」「デポ(埋納)説」「住居説」など多くの説が唱えられていています。
顔面付釣手形土器(がんめんつきつりてがたどき)
出土点数 1点
伊那市富県 御殿場遺跡出土
縄文時代中期後葉
平成元年(1989年)6月12日 国重要文化財指定
この土器は、ひもを通してつるす部分(釣手)が付けられた鉢形の土器です。人面の装飾がほどこされ、両側には5本の指のようなものが表現されていて、大きな手が土器を抱えているようにも見えます。
釣手土器は一つの集落遺跡の中から、まれにしか出土しない土器で、祭祀などで大切に使われていたと考えられます。
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お問い合わせ
伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館
電話:0265-72-6220
ファクス:0265-74-6829
メールアドレス:szk@inacity.jp