南アルプス北部の山紹介
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更新日:2022年4月8日
仙丈ヶ岳(標高3,033メートル)
小仙丈ヶ岳から眺める小仙丈カールと山頂
仙丈ヶ岳の特徴
日本百名山の一つ。
3つのカールを抱えた優美な山容やお花畑が美しいことで「南アルプスの女王」と呼ばれています。眺望のよい穏やかな稜線を歩き、頂上から見る富士山と北岳と間ノ岳は、日本の標高1位から3位までを一望できる絶景です。
登山のポイント
- 仙丈ヶ岳から下山する際は丹渓新道や大仙丈ヶ岳方面への迷い込みに注意してください。
- 稜線歩きが長くなるので日没や天候の急変に備え早めに行動しましょう。
- 大滝頭から馬の背間は滑落に注意してください。
- 夏でもビバーク(登山中緊急避難的に野外で一夜を過ごすこと)できる装備を持っていきましょう。
甲斐(東)駒ヶ岳(標高2,967メートル)
花崗岩による白砂の頂稜「甲斐駒ヶ岳」
甲斐駒ヶ岳の特徴
日本百名山の一つ。甲斐駒ヶ岳は、白く美しい花崗岩で形成され、頂上付近は夏でも雪かと間違う程で、特に東面から眺めた豪快な山貌は、比較的穏やかな南アルプス連峰の中では異色の存在です。山頂や登山道には祠や石碑があり、信仰登山の山であったことをしのばせます。
登山のポイント
- 仙水峠から甲斐駒ヶ岳間は急登が続きます。
- 駒津峰から山頂までの間は岩場での転倒、下山時は六方石までの間で道迷いが多いの注意が必要です。
- 頂上からの下山時、黒戸尾根、鋸岳方面へ下らないよう、地図などで現在地と方角をこまめに確認しましょう。
塩見岳(標高3,052メートル)
塩見岳東峰と富士山
塩見岳の特徴
日本百名山の一つ。
塩見岳は伊那市の最南端に位置し、名前の由来は山頂から海が見えることからつけられた説があります。山頂からは南アルプス山域が眺望でき雄大そのもの。富士山が近くに見え絶景が楽しめます。
登山のポイント
- 南アルプスのヘソと呼ばれ、山頂は西峰と東峰2つのピークが存在します。
- 登りのコースタイムが8時間を超えますので、営業している山小屋に1泊するなど、ゆとりある計画を立てましょう。
- 山頂付近の天狗岩から頂上までの間は急峻な岩場が続きますので、落石や滑落に注意してください。
鋸岳(標高2,685メートル)
歌宿から眺める鋸岳
鋸岳の特徴
日本二百名山の一つ。
標高2685メートルの第1高点などいくつかのピークを持つ山。第1高点から甲斐駒ヶ岳方面に降りた小さなギャップ近くに、「鹿窓」と呼ばれる高さ3メートルほどの穴が開いており、晴れていれば南アルプス林道からでも見ることができます。
登山のポイント
- 第1高点~第2高点の間は南アルプスで最も危険な場所の1つで、道迷い、行動不能、滑落等の事故が多発しています。単独での入山は避けて慎重な行動をしてください。(上級者以外は立ち入らないようお願いします)
- 岩登りやルートファインディング能力が必要な上級者向けコースです。
- 甲斐駒ヶ岳経由のコースは途中に、六合石室避難小屋が利用できますが、水場は遠く危険で、涸れることがあります。
- 戸台河原からのコースはさらに岩登り的要素が強くなります。
- ヘルメット・ビバーク装備を携行しましょう。
関連情報
お問い合わせ
伊那市役所 商工観光部 南アルプス課 エコパーク・ジオパーク推進係
電話:0265-98-3130
ファクス:0265-98-2029
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