南アルプスの貴重な高山植物保護活動
ページID:669950595
更新日:2024年7月24日
できることからはじめよう!南アルプスの貴重な高山植物保護
南アルプスは、日本列島の中央に位置し、長野県、山梨県、静岡県の3県にまたがる我が国を代表する山岳です。
この南アルプス周辺区域におけるニホンジカの生息数は増加する一方であり、生息密度の増加による食害は山麓の農地から南アルプスの高山帯まで広範囲にわたっています。高山帯においては、貴重な高山植物に対する食害、森林帯では自然植生への食圧による林地崩壊の危険性の増加、中山間地域では農作物への被害による耕作者の生産意欲減退を招き、荒廃農地、遊休農地の誘発の原因の一部となっています。
各地域においても自衛のための防護柵、電気牧柵の設置や個体数調整の対策を行っていますが、動物には県、市町村の境界意識が無く、安全で餌の豊富な地域へと移動しながら生息数を増やしている状況であることから、広域的な対策を図る必要があります。
南アルプス食害対策協議会
南アルプス食害対策協議会は南信森林管理署、信州大学農学部、長野県、飯田市、富士見町、大鹿村、伊那市により平成19年度に設立され、環境省と連携しニホンジカによる食害が著しい南アルプスにおいて、被害の実態把握やシカ柵設置等の事業を実施しています。
防鹿柵設置作業
ボランティアスタッフ
ボランティアのみなさまと防鹿柵設置作業を行っています
協議会では、防鹿柵設置作業のボランティアスタッフを募集しています。
主な取り組み
・防鹿柵設置作業(7月初旬)
ボランティア募集
・聖平における招請復元活動
・外来植物除去活動
・防鹿柵撤去作業(10月初旬)
ボランティア募集
注釈:詳しくは50年の森林推進課までお問い合わせください。
お問い合わせ
伊那市役所 農林部 50年の森林推進課 50年の森林推進係
電話:0265-78-4111
ファクス:0265-74-1250
