土砂災害の種類

　土石流とは、山の斜面や谷にたまった土砂が、長雨や集中豪雨による大量の雨水と泥水状に混じり合って一気に流れ出るものをいいます。一般にがけ崩れの発生のあとに起きることが多く、すさまじい勢いで家や田畑を一気に押し流してしまいます。このような恐れのある渓流を「土石流危険渓流」といい、市内では440の区域が指定されています。

　雨が降ると、地面に水がしみこんでゆるみ、斜面が一気に崩れ落ちることがあります。これをがけ崩れ(急傾斜地崩壊)といいます。がけ崩れは、一瞬のうちに家屋をのみこむなど、大きな被害をもたらします。市内には急傾斜地崩壊危険箇所が339箇所、急傾斜地崩壊危険区域が43区域指定されています。

　地すべりとは、特殊な地質条件のところで、地震や大雨等によって大きな土のかたまりが地すべり粘土という特殊な粘土層を境にして動くものをいいます。市内では。地すべり危険箇所として27箇所が指定されています。