伊那市中学生キャリアフェスについて

伊那市では、平成26年12月にキャリア教育憲章を制定し、「地域で子どもを育てよう」子どもは地域の宝・地域の未来の基本理念の下、伊那市への愛着を深め、将来伊那市を支える人材を育成することを目的に、毎年11月に市内の全ての中学2年生を対象に「伊那市中学生キャリアフェス」を開催しています。

地域に関わりのある事業所や団体がブースを出展し、参加した生徒は出展ブースを巡って多くの大人とふれあい、語り合い、自身のキャリア（＝生き方）を考える機会としてほしいとの想いを込めて開催しています。また、参加いただく大人の皆さんにも、将来地域を担う子どもたちと直接ふれあっていただくことで、参加者全員がそれぞれのキャリア（＝生き方）を見つめ直し、考える機会となることを期待しています。
「フェス」という言葉がついているとおり、大人も子どももとにかく楽しむということも大切にしています。

伊那市はキャリア教育に力を入れていますが、その取組の中心となるのが伊那市中学生キャリアフェスです。教室で学ぶことのできない大きな学びの場となっています。

キャリアフェスの企画・準備・運営を行うために設置しています。生徒実行委員会と大人実行委員会で構成されます。

生徒実行委員会は、市内6中学校から2人ずつ選出された計12人の委員で組織しています。
生徒実行委員は、生徒実行委員会へ参加し、キャリアフェスの企画・運営を大人の実行委員と一緒に行っていきます。
生徒実行委員には、はじめに、キャリアフェスとは何か？どのような目的で集まっているのか？を理解してもらい、その目的に向かってどのように進めていくかを生徒自身が考え、大人と一緒にキャリアフェスの形を作っていきます。

産・学・官の関係団体から選出された委員で組織しています。生徒実行委員会と区別するため、大人実行委員会という名称で活動しています。
大人実行委員は、伊那市中学生キャリアフェス実行委員の一員として、生徒実行委員とともに、伊那市中学生キャリアフェスの企画・準備・運営を行います。年間約5回の会議に参加し、キャリアフェスの開催内容等について協議します。
生徒実行委員会へ参加した際には、自らの経歴や生き方、キャリアを生徒実行委員へ伝えるなどして、一人の地域の大人として生徒と接していただき、生徒の学びを深めています。