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第九回「月一モイmoi」アップサイクルワークショップ レポート

ページID:893377725

更新日:2025年9月29日

森と学びを軸としたフィンランド連携を多様に推進する中、地域のみなさんにフィンランドの魅力を知ってもらい、フィンランドの暮らしを自分の暮らしにも取り入れるきっかけになればとの思いからスタートした「月一モイmoi」。
対話や体験を通して新しいコトを知り、フィンランドを通じて見える、もともと伊那市にある暮らしの豊かさを可視化します。
その第九回となる「アップサイクルワークショップ」を、伊那図書館で行いました。

秋の訪れを感じるさわやかな土曜日の朝、
たくさんの色や柄の布に囲まれて、作品作りに没頭し、あっという間に感じられるひとときでした。
図書館に来て、通りすがりにふらりと立ち寄った方も含め、のべ20人程度の皆さんが参加しました。

加藤協子さん(Kaan to color)×月1モイmoi

アパレル産業の大量廃棄問題とアップサイクル

布のハギレを使ったすてきな小物の製作・販売を通してアップサイクルの活動に取り組んでいる、
Kaan to colorの加藤協子さん。
アパレル産業が洋服を生産するときに布のハギレが大量に出てしまうこと、
そして企業がそれを廃棄せざるを得ない理由や背景、アップサイクルの意味についてのお話がありました。

縫製時に廃棄されるハギレや残反の量は、洋服にする前の段階で既に全体の布の25-35パーセント、
世界全体で500トンもの布が、廃棄されているそうです。

「アップサイクル」とは、「リサイクル」や「リメイク」、「ダウンサイクル」とは異なり
本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を加えることで
元のものよりもアップグレードして生まれ変わることをいいます。

会場には参加者の皆さんが持ち寄ったものも含め、様々な色や柄の布が集まりました。
捨てられるはずのハギレを使って新しくすてきなものが作る。
それが自分の暮らしの中でできるとしたら、と思うとちょっとわくわくしてきます。

夢中で作る時間

創造のアイデアは人の数だけありました。

穴の開いてしまったズボンに、お気に入りの柄の布を縫いつけたり
ハギレを組み合わせて、すてきな小物入れや箱を作ったり
長いこと使って、ちょっとお疲れ気味だけど
なんとなく捨てずに使っていたものたちや
捨てるはずだったハギレが、
少しの工夫で生まれ変わる様子はまさにアップサイクル。

家に帰ってからも続きをやりたい!と、
材料を持ち帰ってほくほくとした気持ちで帰路につく参加者の方もいました。

この日、ごみ箱に入っていたのは
片方の手のひらに収まるほど、ほんの少し。
捨てるものなんて本当は少ししかないのかもしれませんね。

こころむすびシェアリングコーナーもはじめました

今回の月1モイmoiから、不用品をもちよってそっと置いておく、シェアリングコーナーも始めてみました。
通りすがりに足を止めて、気に入ったものを持ち帰る方も多く、2時間のワークショップが終わるころには
テーブルにあったほとんどの物が新たな持ち主のところへ旅立った後でした。

自分の置いたものを、目の前で気に入った人がいて、
嬉しそうに持ち帰るところを見るのはなんだか嬉しいものでした。

自分の使わなくなったものも、誰かにとっては必要なものだったりするのかもしれません。
次回以降の月1モイmoiでも、シェアリングコーナーの設置を続けますので
シェアリングで心が少し温かくなる気持ちを味わってみてくださいね。

お問い合わせ

伊那市役所 企画部 地域創造課 地域ブランド推進係

電話:0265-78-4111(内線2155 2252)

ファクス:0265-74-1250

メールアドレス:jkz@inacity.jp

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