第13回　月1モイmoi「フィンランドのクリスマスウィーク」のお知らせ

森と学びを軸としたフィンランド連携を多様に推進する中、地域のみなさんがフィンランドの暮らしを身近に感じるきっかけになればと昨年12月始まった「月1モイmoi」も早いもので1周年。
今月は12月10日からのたき火ウィークに続き、月1ではなく月2のモイmoi。
高遠珈琲焙煎所kunel coffeeさん、伊那図書館とのコラボ企画となる第13回は12月16日から20日の5日間にわたり開催します。

読書や勉強のみならず、人々の学びや体験、憩いの場として親しまれているフィンランドの図書館。
5月のフィンランド視察で訪れた夕方の図書館には、おだやかな時間が流れていました。

テーブルを囲んで本のことを静かに語り合う大人たち、
ひとり静かに机に向かう若者、
「よかったらどうぞ」と、おもむろに置かれたジグソーパズル。

また別の図書館では、平日の朝から個室でレッスンが行われていました。
そこには楽しそうに学ぶ大人たちの姿があり、気軽に料理やものづくりをできるスペースもありました。

フィンランドの図書館のような空間を伊那らしく再現できたらと、今回の企画を考えました。
五感をひらいて、肩の力を抜いて、暖かい部屋で冬のひとときを楽しむヒントがいろいろ。期間中、開催時間内はいつでも自由に出入りができます。

しっかりと冷え込み、一段と日が短くなる12月。
大掃除や仕事納め、年末年始の準備で心があわただしくなる季節です。
そんなときこそちょっと一息。図書館の一角で、あたたかいものでも飲んで、ゆっくりしていきませんか。

今回はそんな、月1モイmoiのおさそいです。

フィンランドにはコーヒー休憩（Kahvitauko　カハヴィタウコ）の文化があります。
学校の先生たちも、オフィスで働く人たちも、工事現場で働く人たちも、
仕事の合間にコーヒーやお茶を飲んで、ひと休みする権利が法律でも認められています。

コーヒーの焙煎、カフェの営業をしているkunel coffeeさん。
まさにフィンランドの文化を思わせる合言葉「1日4回コーヒー休憩」を提唱している
宮越さんによる、珈琲のワークショップを17日に行います。

無農薬・無化学肥料のオーガニックコーヒーの生豆をお湯で洗う下処理をして、カセットコンロで手網焙煎の様子を見学・体験します。
焙煎したてのコーヒーをドリップして、抽出したコーヒーを参加者のみなさんと味わいます。
コーヒーのいい香りに包まれて、ゆっくりと過ごしましょう。

湯洗手網コーヒー焙煎＆焙煎豆ドリップ体験及び焙煎コーヒー飲み比べ　
日時：12月17日　水曜日
第一部：11時-12時30分　第二部：13時-14時30分　（各回とも同じ内容）
場所：伊那図書館1階　ギャラリー
申込不要・参加費500円

わらを使った冬の伝統的な飾り、ヒンメリを作ります。
ぬい針を使ってわらに糸を通し、立体的な形を作っていく大人の工作です。
ゆらゆらと揺れる影が美しく、クリスマスツリーのオーナメントとしてはもちろん、和室の雰囲気にもよく合います。

また、ヒンメリ以外にも色々なかざりが作れるよう、伊那市社会福祉協議会が製造/販売している麦ストローや、前週のたき火ウィークで集めた森の素材も置いておきます。
お子さんが針を使わずにできる工作もありますので、子どもから大人まで、よかったらどうぞお越しください。
開催時間中はいつでも作ることができます。

令和7年12月16日（火曜）から12月20日(土曜）まで計5日間

16日(火曜)　午後3時から5時
17日(水曜)から19日(金曜)　午前10時から午後5時　　　　　　　　　
20日(土)　午前10時から午後3時
（注意）会場設営の都合上、初日の開始時間と最終日の終了時間が変則となっています。ご了承ください。

ワークショップ以外の時間も、開催時間中はいつでも出入り自由です。
飲み物やパズルのコーナー、ちょっと座れる場所などもありますので、ふらりと入ってみてくださいね。
図書室のほうにも、フィンランドに関する本の特集コーナーがあります。
フィンランドのことを知る、良い機会になりますように。

どなたでも（未就学児は保護者同伴でお願いします。）
通りすがりでの参加も歓迎。

17日のコーヒー焙煎ワークショップのみ参加費500円
その他は無料

不要

伊那図書館　1階ギャラリー