フィンランドを身近に 第一回「月一モイmoi」ムーミン読書会レポート
ページID:406481621
更新日:2025年1月21日
森と学びを軸としたフィンランド連携を多様に推進する中、地域のみなさんにフィンランドの魅力を知ってもらい、フィンランドの暮らしを自分の暮らしにも取り入れるきっかけになればとの思いからスタートした「月一モイmoi」。
今後も工作や料理等の体験、読書やサウナ等、テーマにあった伊那市の人や場所とコラボし、月一回程度のペースで開催する予定です。
対話を通して新しいコトを知り、フィンランドを通じて見える、もともと伊那市にある暮らしの豊かさを可視化します。
その第一回となるムーミン読書会を、「本と駄菓子と、、、それぞれ」で行いました。
本を開いて広がるムーミンの世界、フィンランドの価値観
持ち寄ったムーミン関連の本
世界中で愛されているムーミン、実はフィンランド発祥です。作者のトーベ・ヤンソンはヘルシンキ生まれ。なんと言葉を話すようになる前から、絵を描いていたそうです。物語の執筆から作画までを手がけ、たくさんの作品を生み出しました。
読書会では物語、絵本から画集、哲学書まで、さまざまなジャンルのムーミンに関する本を持ち寄り、参加者たちはそれぞれ気になった本を手に取って読みました。
個性豊かな登場人物からとびだす数々の名言の奥深さに唸りながら、ムーミンの世界、フィンランドの人々の考え方に思いをはせるひとときとなりました。
そのかわいらしい風貌から、子ども向けの物語とも思われがちなムーミンですが、実際に本を開いてみると、物語での出来事が、現実の世界とひと続きであることが感じられます。
色のふしぎ、自然の摂理、自由とは何か
読んで感じたことを語り合う参加者たち
読書の後には、物語を通して発見したこと、印象に残ったことをそれぞれ伝えあいました。
海の青い色は手ですくうと見えなくなってしまう、ムーミンの見つけた色のふしぎ。
チューリップは冬の寒さを知らないと、きれいな花を咲かせることができないという、ムーミンママの教え。
自由とは何か、幸せとは何か、そこから想起されるフィンランドの図書館でのエピソード。
日頃から森の中で木や花や湖を見つめ、自然界のルールを感じ、人を大切にする社会を作ってきたフィンランドの人々の心について考えました。
松の葉っぱをお腹いっぱい食べて冬眠するというムーミンにちなんで、松葉茶を飲みながら意見を交わしました。
ムーミンの世界から見えてくるものとは…
キーワードを付箋に書いて並べながら、ムーミンの世界から見えてくることを考えました。
伊那とフィンランドの共通点として、冬の厳しい寒さや、外から来た人を温かく受け入れる風土、リベラルな教育環境などについても話題に上りました。
こうして集まって本を読み、感じたことを言葉にすることで、物語の楽しみ方が何倍にも広がる、豊かな読書会の時間となりました。
キーワードの書かれた付箋
そこから見えてくるものとは…
月1モイmoiのインスタグラム
今後も様々なテーマでフィンランドを身近に感じる会を行います。Instagramを通して情報を発信しますので、ぜひご参加ください。
https://www.instagram.com/fina_moimoi/(外部サイト)
月1モイmoiのInstagramです。
お問い合わせ
伊那市役所 企画部 地域創造課 地域ブランド推進係
電話:0265-78-4111(内線2155 2252)
ファクス:0265-74-1250
メールアドレス:jkz@inacity.jp
