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林 洋子さん(兵庫県からIターン)

ページID:290094822

更新日:2015年11月25日

 神戸市から移住し、高遠町山室の牧場内で自主保育「おそと保育ぐりぐら」を始め、自然の中で動物と触れ合い、地域との交流を通して、子どもたちが健やかに育つ環境を提供しています。
 

子どもたちに「ふるさと」を


林さん夫妻

 私は、平成23年春に兵庫県神戸市より伊那市高遠町に移住してきました。現在は、夫と子ども3人の家族5人で生活をしています。

移住したきっかけ

 私は、結婚を機に京都府から兵庫県に引っ越し、神戸市で生活をしていました。そんな中、有機農園に勤務していた夫は、「涼しい田舎で循環型の暮らし」を営み、有機農業で独立して生きていきたいという気持ちが強くなってきました。新規就農支援の充実している場所で、なおかつ自然豊かで子育てに最もふさわしいと思われる場所を探しに全国をまわりました。その結果、伊那市高遠町への移住を決断しました。
 私自身は生まれ育った関西を離れることに寂しさもありましたが、地元の方々が温かく受け入れてくださったおかげで、ここでの暮らしはすぐに居心地のよいものとなりました。また、伊那市高遠町に引っ越すことで、子どもたちに素晴らしい「ふるさと」をプレゼントできたと思うので、今は移住して良かったと思っています。

仕事や子育てについて

 私は、「NPO法人フリーキッズヴィレッジ」の協力のもと、平成23年に自主保育「おそと保育ぐりぐら」を開所し、「よその子もわが子」をモットーに野外での共同保育を行っています。「ぐりぐら」では、時間を気にせず泥だらけになるまで好きなだけ遊べる空間作りをしていますが、保育園に通園する前の子どもたちが市内外から集まるため、仲良く遊ぶだけではなくぶつかり合うこともあります。そんな時、親たちはなるべく口出しせず、あたたかく見守るように心がけ、子どもたちは思いやりの気持ちやお互いが心を通わすことを自ら学んでいます。また、ゆったりとした時間が流れている中で、焚火でスープを作り、お昼ごはんを一緒に食べるので、育児に関するさまざまな話に花が咲き、保護者の方たちの良い交流の機会にもなっています。

 また、私自身も3人の子どもを育てていますが、以前に比べて圧迫感のない子育てができています。以前は、子どもたちの遊ぶところは整備された公園で、家の中では騒がしい遊び声がご近所の方に迷惑になるのではないかと常に気にしていたので、子どもたちも多少のストレスは感じていたと思います。ところが、伊那市で生活を始めてからは、子どもたちが保育園から帰ってくるなりお友達と夕方まで、ありのままの自然の中で子どもらしく思い切り遊ぶことができ、私たちが驚く程体力的にも精神的にもたくましく成長しています。

伊那市の特徴や特色

 子どもがいる方にとっては、子育てをする環境が移住先の条件に必ず含まれると思いますが、私自身子育てをする中で、子どもたちが「地域に育てられている」と強く感じています。
 例えば、子どもが通園している保育園では、伊那市内で腕を磨いている木工職人を招き、子どもたちに木の玩具の作り方や木工の技術を伝える機会があります。子どもたちは彼らから技術や手作りの楽しさを直接学ぶだけでなく、「いきいきと働く大人」から刺激を得ています。職人の方以外にも、地元の方が子どもたちを連れてキノコ狩りに出掛け、都会で育った私たちが教えてあげられないことも教えてくれるので、地元の方が子どもたちを育ててくれる環境は大きな特徴だと思います。

地域に溶け込むためのコツや苦労

 地域の生活に慣れるという点では、私の住んでいる場所は中心市街地からずいぶん離れており、さらに冬期には降雪もあるため、以前の生活と比べると多少の不便さを感じざるを得ません。ただ、現在はインターネットでも買い物ができますし、名古屋や東京などの大都会もアクセスしやすいので、買い物で不自由な思いはさほど感じてはいません。
 また、移住者も年々増えてきていますが、高遠町藤澤地区はもともと宿場町であったため社交的な方が多く、縦横の繋がりが非常に強いため、移住者を受け入れてくれる雰囲気があり、何かと近所の方には助けられてばかりで、感謝の気持ちは尽きません。溶け込むために特別なことはしていませんが、夫は保育園行事などの「お父さんの活躍の場」積極的に参加していますし、消防団にも入団して地元の方と一緒になって活動をしていますので、近所の方がどのような方なのか知る機会も多く、以前よりも安心感を持って生活ができています。

将来の夢や目標

 私は「おそと保育ぐりぐら」も運営していますので、伊那市高遠町から市外や県外に移住された方が、「地元に戻って子育てをしたい」と思ってもらえる様な環境づくりやネットワークづくりをすることが将来の目標です。
 また、夫は国内外から多くの有機農業研修生やボランティア受け入れも行っており、私たちは同じ屋根の下で共同生活を送っています。彼らから、移住や短期滞在の相談も受けるのですが、住まいや宿泊施設などが不足していると感じています。地域の方と協力をして、空き家の有効活用や短期滞在希望者の受け入れ態勢の強化を積極的に行い、伊那市高遠町の魅力を発信していきたいと思います。

お問い合わせ

伊那市役所 企画部 地域創造課 移住定住促進係

電話:0265-78-4111(内線2251 2253)

ファクス:0265-74-1250

メールアドレス:jkz@inacity.jp

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