吉田 康二さん 新規就林
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更新日:2016年4月4日
吉田さんは、漠然と「田舎暮らし」を考えている中で、合併前の町営住宅への入居者募集の案内を見て、高遠町への移住を決めました。
吉田 康二 さん
今しかないという気持ちで
移住のきっかけ
私は東京都葛飾区出身で、東京都内にあるコーヒーの通販会社に勤務していましたが、次第に「田舎暮らし」に憧れるようになりました。
長女が小学校に入学するタイミングだったこと、家族で考えていた条件に合う住まいが見つかったこともあり、「今しかない」と言う気持ちで移住を決意しました。
仕事と子育てについて
私は現在、上伊那森林組合に勤務しています。ハローワークで職を探している中、勤務の条件と自然の中で汗をかけるといった環境が良いと思い就業しました。「自分のやりたい仕事がない」と言って断念する友人もいましたが、私の場合は住まいが決まっていたので、焦らず自分の考える条件に合った仕事を選ぶことができました。
森林組合の業務内容は体力を必要とし、危険を伴う仕事ではありますが、木に囲まれながら汗をかき働くことができるのは「林業」でしか味わうことができないので、すごく貴重な経験をしていると感じています。
子育て環境については、私たちが住んでいる地域から高校に通う場合には、路線バスを利用するわけですが、本数も少なく、長女は部活をしているため、普段は原動付自転車で登校しています。悪天候や冬期には私が送り迎えをしていますが、都心では作れないコミュニケーションをとることができる大切な時間だと感じています。
学校(小中学校、高校、大学、養護学校、技術専門学校)(外部サイト)
伊那市の特徴と特色
私が移住をしてきて地域の特色だと感じたことは、子どもたちの成長を地域の皆さんが見守っていてくれていることです。地域の皆さんと先生、保護者が一体となって、子どもたちの様子や環境、問題を考えていく場を作っています。保護者以上に地域の皆さんに多数参加していただき、地域として子どもたちを育てていくという雰囲気があります。
将来の夢や目標
エネルギーとして有効活用を
現在、現場で作業をしている職員の半数は市外や県外出身者になっていますので、担い手を確保するため、林業の魅力を市民の皆さんにも伝えていきたいと思います。
今私たちが山仕事をできるのも、苦労して植林し、下刈、除伐、間伐と地道に山の手入れをしてきた方々のおかげです。そういった山の中で特に唐松林に関しては、伐期を迎えている個所も多々見受けられます。次世代の林業のため、そういった伐期を迎えた人工林を皆伐し、植林からスタートし、新しい次世代のための山林を作っていきたいと思います。
お問い合わせ
伊那市役所 企画部 地域創造課 移住定住促進係
電話:0265-78-4111(内線2251 2253)
ファクス:0265-74-1250
メールアドレス:jkz@inacity.jp
