第13回「月一モイmoi」 フィンランドのクリスマスウィーク レポート
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更新日:2025年12月25日
森と学びを軸としたフィンランド連携を多様に推進する中、地域のみなさんにフィンランドの魅力を知ってもらい、フィンランドの暮らしを自分の暮らしにも取り入れるきっかけになればとの思いからスタートした「月一モイmoi」。
対話や体験を通して新しいコトを知り、フィンランドを通じて見える、もともと伊那市にある暮らしの豊かさを可視化します。
その第13回となる「フィンランドのクリスマスウィーク」を、12月16日から20日までの5日間、伊那図書館で行いました。
フィンランドで見た図書館のように、読書や勉強だけでなく
パズルをしたり、手を動かしてものづくりをしたり、平日に大人が学べるワークショップの時間があったり、
様々な世代の人がふらりと立ち寄って
ゆっくりと過ごしていく姿を見ることができました。

フィンランドの図書館のような心地よさを伊那で

森から運んできたクリスマスツリーも登場
高遠珈琲焙煎所 kunel coffee×伊那図書館×月1モイmoi
17日 珈琲焙煎&ドリップ体験、飲み比べワークショップ
17日には高遠珈琲焙煎所 kunel coffeeの宮越さんによる焙煎&ドリップ体験のワークショップを行いました。
午前の部、午後の部ともに多くの人が集まり、五感で学ぶ豊かな時間となりました。
まずは生豆をよく見て丁寧に欠点豆を取り除き、お湯で洗って豆の汚れを落とします。
焙煎の前にこのひと手間をかけることで、豆本来のおいしさがつまった
クリアーな味わいのコーヒーに仕上がるのだそうです。
焙煎とドリップをしている間、図書館にコーヒーのいい香りが広がります。
淹れたてのコーヒーをゆっくりと味わう、幸せなひとときとなりました。

欠点豆は丁寧に手で取り除く

ドリップをするといい香りが広がります
フィンランド伝統の飾り、ヒンメリなどを夢中で作る

ヒンメリ
フィンランドでは麦わらを使ったヒンメリという飾りがあります。
冬至の時期の日照時間が非常に短いフィンランド。部屋の中にヒンメリを飾って光を感じ、太陽の光が戻ってくるのを心待ちにします。
針と糸で縫い合わせて立体的な形を作ってできるヒンメリは、たくさんつなげて飾ると華やか。
ゆらゆらと揺れる影も美しく、和室にもよく合います。
今回は伊那谷地域でとれた稲わらを使ってヒンメリを作りました。

大人が夢中になる工作の時間

クリスマスが楽しみになるおみやげたくさん

麦ストローから作るストロースター
また、伊那市社会福祉協議会が製作・販売している麦ストローを使ったストロースターを作る人もいました。
縦に細く割いた麦ストローを、1本ずつ丸い型枠にはめていくと、
雪の結晶のような、星のような、左右対称で美しい形ができます。
好きな色の糸で丁寧に巻いて仕上げます。

自由にどうぞ、のジグソーパズル

おだやかな時間が流れます

2階の図書室にもフィンランド本のコーナーを設置していただきました
フィンランドの図書館のように
読書や勉強のみならず、人々の学びや体験、憩いの場として親しまれているフィンランドの図書館。
5月のフィンランド視察で訪れた夕方の図書館には、おだやかな時間が流れていました。
テーブルを囲んで本のことを静かに語り合う大人たち、
ひとり静かに机に向かう若者、
「よかったらどうぞ」と、おもむろに置かれたジグソーパズル。
また別の図書館では、平日の朝から個室でレッスンが行われていました。
そこには楽しそうに学ぶ大人たちの姿があり、気軽に料理やものづくりをできるスペースもありました。
フィンランドの図書館のような空間を伊那らしく再現できたらいいなぁとの思いから生まれた、今回の企画。
たくさんの人がここでゆっくりすごす様子を日々、見ていた5日間でした。
なにかとあわただしく、あっという間に過ぎていく12月。
「朝、いそがしかったから ここでゆっくりできて、幸せです」
「ヒンメリ作るのに集中してリフレッシュできました」
「もう2時間たったの!? 大人が夢中になってしまった」
そういって満足そうに帰っていく人がたくさんいました。
最初は「難しそう」と言っていた人も
完成したヒンメリをうれしそうに眺めて
大切に持ち帰っていきました。

五感で味わう学び

こういう図書館っていいな
手を動かして夢中になる
新しいことを知る
学んだことをやってみる
大人になって、日々忙しく過ごしていると
そういう機会がめっきり減ってしまうけど
本当は大人こそ、
工作したり学んだり
ゆっくりしたい。
夢中でヒンメリを作っているお母さんの横で
小さな子もお絵かきや工作をしている。
大人たちが真剣な目で
黙々とパズルに興じている。
工作も、学びも、遊びも
ゆっくりの時間も、
大人が夢中でそれをやるって最高じゃないか。
大人が幸せでおだやかなら
きっと子どももそれを感じる。
フィンランドの幸福度が高い理由を
伊那図書館で垣間見た気がします。
こころむすび シェアリングコーナー
家庭で不要になったものを持ち寄って、そっと置いておく「ご自由にどうぞ」のコーナーも5日間設置しました。
ほしいものを見つけたら、自由に持ち帰ることもできます。
今回は子ども用品だけでなく、それ以外のものも持ち込みできるコーナーとして実施してみると、
読み終わった本や食器類、道具類など幅広いものが集まり、通りすがりの人が足を止める姿も多く見られました。
最終日までに残ったものは、持ち込んだ人が取りに来るというお願いにも、ご協力ありがとうございました。
たくさんのものが、必要としている誰かの手に渡り、おかげさまで終了の時間にはほとんどの物がなくなりました。

初日の様子

多くのものが集まりました。
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伊那市役所 企画部 地域創造課 地域ブランド推進係
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