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冬の自然観察会

更新日:2014年10月1日

 伊那市長 白鳥孝

 この4月の伊那市長選挙におきまして、伊那市長に選任されました白鳥孝でございます。生まれ育った伊那が大好きな55才です。「対話」と「現場主義」をモットーに働いてまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 さて、私の趣味は学生時代からの登山と、小学生からの渓流釣りと、大きくなってからの焚き火ですが、もうひとつ、子供たちと一緒に自然のなかで遊んで過ごすのも趣味のひとつです。今回は、そんな自然の遊びについて、少し話をさせていただきます。
 もう10年以上も続いるでしょうか、毎年冬になると、子供たちを集めて公民館活動として「冬の自然観察会」を開いています。場所は1月下旬か2月上旬の厳寒の里山です。メニューは冬の野鳥観察や、雪の上に残る動物の足跡探し、木々の冬芽観察ですが、参加者が一番苦労しながら喜ぶのが、雪の中での焚き火です。普段したことのない野外での焚き火はみんな大苦戦します。火を焚いて、雪からお湯を沸かし、味噌汁を作って、持ってきたおにぎりを食べる。それだけのことですが、雪が舞ったり、風が吹いたり、手がかじかんでいる子供たちにはこの上なく難しい作業です。
 火を焚けなければ、お昼が食べられません。みんな必死で焚き火に挑戦します。でもマッチを擦ることがはじめての子供、濡れた手袋をしたままライターをつけようとする子、せっかく火がついても、風ですぐに消えてしまったり、いきなり太い木にライターで火をつけようとする子。大人は手を出しませんから、みんな必死です。泣きべそをかきながらがんばる子もいます。それよりなにより、雪の林のなかから薪を拾うことがなかなか難しく苦労します。でも誰かが上手に煙を立て始めると、みんなの顔が明るくなります。炎が大きくなると焚き火の周りに集まってきます。火をつけた子供はいきなりみんなのヒーローです。そうして雪を融かしてお湯を沸かし、暖かなお味噌汁を作ります。大きな焚き火に小さな手をかざしてみんな笑顔です。見上げれば、冬の真っ青な明るい空が広がっています。幸せの笑顔です。
 この冬の観察会は、子供たちが夢中になるテレビゲームのことが心配だという、仲間との会話がきっかけで始まりました。友達同士がゲームを持ち寄って、無言でゲームに熱中する光景は健全ではない。時間のけじめもなく仮想の世界に遊ぶ子供たちを野外に連れ出そう。そんなことから冬の観察会は始まりました。
 観察会には、毎回30人ほどの家族が参加します。梢に遊ぶシジュウカラやヒガラを探し、雪の上のノウサギや突然消えたリスの足跡に、何があったのかと想像したり、冬の自然を目いっぱい楽しみます。苦労して焚き火もします。長靴に雪が入って冷たそうな子供もいます。でも、みんな自分で体験して初めてわかることばかりです。「生きる力」ってそういうことの積み重ねなんでしょうね。

まほら伊那市民大学平成21年度修了記念文集「清流」寄稿

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