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令和3年12月議会定例会あいさつ

ページID:984840393

更新日:2021年11月26日

紅葉に染まっていたアルプスの山々も、次第に雪化粧へと装いを変え、その美しく凛とした姿に、冬の訪れを感じます。早いもので、間もなく師走を迎えます。

本日は、令和3年12月市議会定例会をお願いいたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中ご出席を賜りありがとうございます。

はじめに、新型コロナウイルス感染症についてでございますが、全国各地に発出されていた「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が、9月30日にすべて解除され、上伊那地域では、10月4日に長野県の定めた感染警戒レベルが1となって以降、感染は非常に落ち着いた状態となっています。

改めまして、議員各位をはじめ市民の皆様におかれましては、感染防止対策にご理解とご協力をいただいておりますことに、深く感謝を申し上げます。
また、これまで新型コロナウイルスの最前線で闘ってこられた全ての医療従事者の皆様に重ねて感謝を申し上げます。
これから年末年始を迎え、第6波の到来も懸念されています。市民の皆様には引き続き、感染防止対策を徹底するとともに、「信州版新たな会食のすすめ」を守っての会食や、「信州版新たな旅のすすめ」に沿った県内旅行など、社会経済活動との両立の取り組みをお願い申し上げます。

次に、新型コロナワクチン接種関係でございますが、12歳以上の市民の皆様を対象としたワクチン接種の2回目の接種を終えた方は、11月25日時点で85.7パーセントとなっており、希望する皆様への接種が概ね完了できたものと考えております。
ご協力を賜りました医師をはじめとする医療機関の皆様に深く感謝を申し上げます。
今後は新たに12歳になる方、また体調や日程の都合によりこれまで接種が受けられなかった方など、新たに接種を希望される方を対象として月に1~2回程度、小規模な集団接種を実施するなど接種機会の確保に努めてまいります。
今後は、2回目接種完了から原則8か月を経過した18歳以上の方を対象とした「3回目接種」が始まります。この3回目接種は接種可能な時期を迎える方へ順次、通知をお送りする予定です。
具体的な接種開始時期や予約方法などについて、現在調整を行っており、希望される方が接種を受けられる体制を整えてまいりますが、関係する補正予算につきまして、この後、提案をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
引き続き、市民の皆様が安心して、円滑にワクチン接種ができますよう、全庁挙げて取り組んでまいります。
また、長引くコロナ禍の影響により個人消費が落ち込む中、この地域の大事な基盤となる農業にも大きな影響が出ています。米の需要の「消失」による過大な流通在庫の発生で、米の市場価格は暴落、加えて燃油、肥料、飼料の高騰など農業を取り巻く環境も危機的な状況となっております。
特に、原油価格の高騰は、これから厳しい冬を迎えるにあたり、市民の皆様の生活を直撃する大変深刻な状況でございます。
このような状況を踏まえ、今回、原油価格高騰に伴う支援策として、高齢者等の低所得者への「伊那市福祉灯油・ペレット券」の配布、施設園芸農家に向けた、燃油及びペレット燃料代の補助、交通事業者等への支援として「燃料高騰対応宿泊・バス・タクシー業等応援金」を支給してまいります。
いずれも関係する補正予算をお願いし、早急に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
次に、最近の伊那市行政の主な動きにつきましてご報告申し上げます。
この度、伊那市は、KDDI株式会社とともに構築したドローン物流サービスに関し、モバイルコンピューティングによる高度な取組を表彰する「MCPCアワード
2021」において、最高位に当たるユーザー部門グランプリ並びに総務大臣賞を受賞しました。買物弱者支援という地域課題に対し、全国初の自治体運営によるドローン物流サービスを社会実装し、地域において暮らし続けられる環境の実現に貢献している点が高く評価されたものであります。
昨日は、東京プリンスホテルにおいて表彰式が開催され、表彰状の授与並びに祝辞を賜り、至極光栄に思うところでございます。今後も、市民の皆様が安心して心豊かに暮らし続けられるよう、さらなる取組の深化に努めてまいります。
また、先月には、定住自立圏事業の中で整備をいたしました沢渡駅待合施設が、木材利用推進中央協議会主催の令和3年度木材利用優良施設コンクールにおいて、優秀賞を受賞しました。当該施設は、構想段階から地域の皆様と一体となって作り上げたものであり、構造材及び内装材において100パーセント地域材を使用するとともに、第35回全国削ろう会信州伊那大会の際に職人が伝統の「まさかりはつり技法」で製材した八角柱や、森をイメージさせる緑の八角屋根など、地域発のシンボリックなデザインを採用することで、末永く地域に愛される待合施設として高く評価されたものでございます。
さらに今月11日、岸田首相が座長を務める「デジタル田園都市国家構想実現会議」の初会合が開かれ、若宮担当大臣提出の資料において、伊那市が構築したモバイルクリニックが全国の先進事例として取り上げられました。当該会議では、地方の課題解決のためのデジタル実装や、デジタル人材の育成、デジタル基盤の整備などにより、SDGsの理念にもあります「誰一人取り残さない社会の実現」に向け、具体的な政策の検討が行われることとされております。また、追加経済対策の中で、新たに「デジタル田園都市国家構想推進交付金制度」が創設される予定でありますので、今後、新たな事業の展開を検討してまいりたいと考えております。
10月5日、保科正之公の縁で、平成12年より交流が始まりました福島県会津若松市との親善交流20周年を記念し、交流書の調印式をリモートで行いました。
ICTなどの新産業技術を活用したまちづくりを進める両市が、今後も手を携え友好関係を深めていくことを宣言しました。

名君保科正之公が優れた決断力と手腕を発揮して、困難を乗り越えたように、会津若松市の皆様方と知恵を共有し、コロナ禍という苦難に立ち向かってまいります。
11月11日には、キャリア教育の一環として、将来を担う中学生が地域を知り、地域の大人とふれあい、生徒自身のキャリアを考えるきっかけとなることを目的として、「伊那市中学生キャリアフェス2021」を開催しました。本年度もオンラインによる開催となりましたが、市内全中学校の2年生がオンライン上で一堂に会することができたとともに、昨年度の反省を生かした安定した運営は、改めて学校におけるICT活用教育推進の成果を確認する場ともなりました。この取組にご参加いただきました市議会はじめ各種団体、事業者の方々に感謝申し上げます。
同じく17日には、ICT活用教育への理解を深めるため、「ICTカンファレンス イン 伊那 西箕輪」を開催しました。西箕輪小学校、西箕輪中学校で行った公開授業には、オンラインによる市外からの参加者30名を含む総勢130名を超える皆様が参加し、本年度は新たに研究会の時間を取り、ICTを活用した授業についての意見交換が活発に行われました。研究会に続き東北大学大学院情報科学研究科の堀田龍也(ほりたたつや)教授による講演会が全小中学校にオンライン配信する形で行われ、今後、学校がICT活用教育に取り組むべき方向性を確認できました。学校の中においてICTが特別なものではなく、日常に溶け込んで子どもたちの成長につながっていくことを確信する取り組みになりました。
今月17日まで販売を行いました、プレミアム商品券「いな・ほっと券第3弾」につきましては、多くの市民の皆様にご購入いただき、1,073の様々な事業所で利用が始まりました。事業者においてもタイアップ企画などの誘客に向けた取組が進むなど、順調なスタートを切ることができました。
このプレミアム商品券が、市民の皆様の消費行動を喚起し、市内経済の下支えとなり、コロナで影響を受けた様々な市内事業者に支援が届くことを期待するところでございます。
以上、主な動きにつきましてご報告させていただきました。

本日、定例会に提出いたします議案は、一般案件が4件、条例案件が3件、予算案件が6件の計13件でございます。詳細につきましては、担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議いただきご議決賜りますようお願い申し上げ、あいさつとさせていただきます。

お問い合わせ

伊那市役所 総務部 秘書広報課

電話:0265-78-4111(内線2133)

ファクス:0265-74-1250

メールアドレス:his@inacity.jp

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