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令和3年6月議会定例会あいさつ

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更新日:2021年6月4日

 見頃を迎えたバラが街角に彩りを添え、田植えを終えた水田には、早苗が風になびき初夏の風がさわやかな季節となりました。

 本日は、令和3年6月、市議会定例会をお願いいたしましたところ、議員各位におかれましては、ご参集を賜り誠にありがとうございます。定例会の開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 政府は、5月31日を期限としていた、東京、大阪など9都道府県に発令中の緊急事態宣言を今月20日まで延長するなど、新型コロナウイルスの感染拡大は、今なお収束が見通せない状況が続いています。
 長野県は、先月20日、特に感染拡大が顕著な伊那、駒ケ根、箕輪、南箕輪、宮田の5市町村の感染警戒レベルを「5」に引き上げ、新型コロナウイルス特別警報2を発令し、5月23日から明日6月5日までを期限として酒類を提供する飲食店などを対象とした、営業時間の短縮、休業要請を行いました。
 長引くコロナ禍により大きく影響を受けている中、感染拡大防止のためご協力を賜っております飲食店等の皆様に心から感謝を申し上げる次第でございます。
 現在、県の発表しているブロック別の病床逼迫度では、南信は28.7%で、圏域ごとの新規陽性者数では上伊那圏域は人口10万人当たり4.45人まで減少してまいりました。
 伊那中央病院の状況でございますが、圏域の感染症指定医療機関として、これまでもコロナウイルス感染症患者を受け入れてまいりましたが、一時、患者数が急激に増加し、受け入れが大変厳しい状況となり、受け入れ病床を一部拡大してきたところでございます。今なお、予断を許さない状況が続いておりますが、引き続き対応してまいります。

 次にワクチン接種の状況でございますが、65歳以上の高齢者の皆様に対し、先月24日から市内33カ所の医療機関での個別接種を開始し、26日からはロジテックアリーナを会場に集団接種を開始しました。伊那市医師会の先生方のご協力をいただくなかで、大きなトラブル等なく順調に実施されている状況でございます。今回の接種予約に関しましては、コールセンターへの電話予約がつながりにくい状態となり市民の皆様には、大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
 次回の予約受付開始については6月15日からの予定で、対象者には個別に往復はがきを発送してお知らせし、ロジテックアリーナで行う集団接種については、予約受付をはがきで実施します。また、電話回線の増設を行うとともに、インターネット予約につきましては、ご自宅でインターネットが使えない方のために、市役所、総合支所、各支所および福祉まちづくりセンターの窓口にて、職員による予約受付支援を行います。接種を希望する高齢者の皆様全員が接種できるだけの予約枠がございますので、安心してお待ちいただきますようお願い申し上げます。
 新型コロナウイルス収束への道は未だ険しい状況ですが、改めまして、医療現場、ワクチン接種の対応など、献身的なご対応をいただいております、医師をはじめとする全ての医療従事者の皆様に重ねて感謝を申し上げます。
 また、市民の皆様には、ご自身やご家族、そしてこの地域の医療を守るため、再度、基本的な感染対策の徹底をお願いしますとともに、患者・陽性者や医療従事者、感染拡大地域に滞在していた方、県外から来られた方などへの、不当な差別や偏見、いじめ等が生じないよう、冷静な行動を重ねてお願い申し上げます。

 さて、新型コロナウイルスの問題が長引く中、伊那市でも子どもの貧困や孤立が顕在化し、課題となっています。今回、官民が一体となって支援を行うための仕組み「伊那市子どもの未来応援隊」を立ち上げ、「子ども食堂」や居場所づくりの支援のほか、食材の調達や在庫管理、「子ども食堂」への安定的な食材の提供を行うシステム「フードバンク伊那」を構築する「伊那市子どもの未来応援事業」を実施してまいります。すべての子どもが希望を持って笑顔で暮らせる環境を作ることは、私たち大人の責務です。子どものために、心を一つにし、多くの企業、団体、市民の皆様にご賛同をお願いし、共に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
 このほか、教育委員会関係では、不登校の児童、生徒の支援をするため、中間教室「やまびこ学級」の事業を充実し、5月から夜間教室を設置し、早速、数名の児童・生徒が入室して、学習などに取り組んでいます。また、6月からは、児童、生徒の通いやすさを考慮し市内4カ所に分室を設置してまいります。
 今後も子どもたちに「安心して過ごせる居場所」を提供できるよう諸施策の充実を図ってまいりたいと考えております。

 次に、第15弾となります新型コロナウイルス感染症対策予算についてご説明を申し上げます。
先ほど触れました「伊那市子どもの未来応援事業」の関連予算でございますが、「子ども食堂」に取り組む団体の支援及び食材を提供するシステム「フードバンク伊那」の構築に関わる費用をお願いするもののほか、コロナ感染拡大の影響を受けて家計が急変するなど、4月専決でお願いしました、ひとり親世帯を除く、低所得の子育て世帯に対して、国の交付金により「子育て世帯生活支援特別給付金」を支給してまいります。
 このほか、基幹バス路線である「高遠線」の運行支援、県外から帰省する若者のPCR等検査費用の補助など、予算規模約8,000万円を予算措置し、対応してまいりたいと考えております。
 これらの予算案につきまして、本定例会に提案させていただきますので、ご審議を賜りますようお願い申し上げます。

 次に、最近のおもな市行政の動きにつきまして、ご報告申し上げます。
 この度、移住・関係人口促進のためのマッチングサービス「SMOUT(スマウト)」において、利用者から1年間で最も多くの興味を集めた人気移住地域を表彰する「SMOUT(スマウト)移住アワード2020」で、伊那市は全国第2位を獲得いたしました。コロナ禍においても、全国に先駆けてオンラインを活用し、移住相談やセミナー、体験ツアーなど、地域の魅力や移住・定住情報の発信を絶やすことなく行ったことが受賞理由につながったとお聞きしております。
 今回の受賞を糧に、今後も地域のポテンシャルを引き出しながら、全国の皆様から選ばれる都市を目指してまいります。 
 次に、去る5月19日に新山保育園の建設工事の起工式を挙行しました。新山地区では、「田舎暮らしモデル地域」として、地域ぐるみで移住定住の促進に取り組んでいただいておりますが、新しい保育園の整備により、地域の取り組みがさらに促進され、豊かな自然の中で生き生きとした子どもたちが育っていくことを期待するところでございます。
 また、同じく19日、西春近地域交流センターの建設工事の起工式を挙行しました。従来の公民館、支所に加え、JA上伊那西春近支所の金融事務所や図書室、プレイルーム、創作室などを新たに設け、地域の皆様の交流や生涯学習の拠点として充実を図ってまいります。 
 次に伊那市はこの度、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて優れた取り組みを行う自治体を選定する、内閣府の「SDGs未来都市」に選定されました。これまでに、「ソーシャルフォレストリー都市宣言」、「2050年カーボンニュートラル宣言」、「DXしあわせのまち宣言」を発出し、再生可能エネルギーの地域内循環やCO2削減、脱プラスチックなどの特徴的な取り組みのほか、新産業技術を活用した人口減少社会における様々な地域課題解決の実績が総合的に評価されたものと捉えております。今後も、地域の特性を活かし、SDGsを原動力とした地方創生の深化に取り組んでまいります。
 また、先月27日、大塚製薬株式会社と包括連携協定を締結しました。この協定締結により、同社の持つ健康や医療に関するノウハウや知見を生かし、健康やスポーツ、食育など幅広い分野で連携し、市民の皆様が健康で生き生きと暮らせる社会の実現に向けた取り組みを、さらに進めてまいります。
 以上、最近の市行政の主な動きにつきましてご報告させていただきました。

 本定例会に提出いたします議案は、一般案件4件、条例案件3件、一般会計第3回補正予算案件が1件の合計8件でございます。
 詳細につきましては、担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議いただきご議決賜りますようお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。

お問い合わせ

伊那市役所 総務部 秘書広報課

電話:0265-78-4111(内線2133)

ファクス:0265-74-1250

メールアドレス:his@inacity.jp

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