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たき火通信 其の七十二

更新日:2016年7月1日

ウェストン西駒に登る

 今年も北アルプス上高地でウェストン祭が開かれました。ウォルター・ウェストンはイギリスの宣教師で江戸末期の1861年生まれ、日本には明治21年から3回来日しています。宣教の傍ら北アルプス、中央アルプス、南アルプスや富士山、九州の山などに登り、その著書のなかで世界に日本の山を紹介しました。そして北アルプスや上高地の名を世界に広げた功績によって梓川の畔(ほとり)にレリーフが造られました。
 ウェストンは西(木曽)駒ヶ岳にも来ています。明治24年(1891年)8月12日、木曽上松の寝覚の床(ねざめのとこ)を7時に出発して西駒ヶ岳(2967メートル)に登頂し、そのまま馬ノ背から将棊頭山(しょうぎがしらやま)を経由、さらに長大な権現(ごんげん)づるねを下って伊那市西春近の古刹(こさつ)に至っています。驚くことにウェストンはその日の夕方7時には伊那市西町伊那部(いなべ)の「とんや」という宿屋に着いています。
 現在の登山地図でこのコースをトレースしてみると、木曽上松(あげまつ)登山口から駒ヶ岳を越えて権現づるね登山口までは、標準コースタイムで14時間以上かかります。これに寝覚の床から現在の木曽上松登山口までと、権現づるね登山口から伊那部宿までの道路を歩いた時間を加えるとおよそ17時間となります。現代の私たちが17時間かけて歩くところを明治の時代、ウェストンは登山道も判然としない西駒あたりをましらのごとく駆け抜けたわけです。驚異的なスピードです。
 「ウェストン祭」と名のつく祭りは、実は上高地ばかりでなく、青森・新潟県親不知(おやしらず)・飯田時又(ときまた)・恵那や宮崎など全国に多くあります。それだけ日本各地を跋渉(ばっしょう)し、それぞれの土地に愛情をもって記憶として刻まれたのです。明治24年、西駒ヶ岳のウェストンの足跡は、今の上松町・木曽町・宮田村・伊那市をつなぐ長大なコースでとても魅力的です。現代の私たちが一日で完走できるかチャレンジしてみたいものです。
 平成28年7月 白鳥 孝

碑の前を流れる梓川の川辺にニホンザルたちが遊んでいました。

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