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たき火通信 其の百五

更新日:2019年5月24日

削ろう会?

 奈良の興福寺は、五重塔をはじめ阿修羅像や仏頭、無著菩薩像、宮毘羅大将像など国宝の宝庫です。大本山興福寺の貫首は多川俊映氏72歳。穏やかな人柄で仏教文化の研究者でもあります。そして私と共通の趣味が登山で、日本アルプスにも何度も足を運んでいます。多川貫首は300年ほど前に焼失した興福寺「中金堂」の再建に生涯をかけ、昨年10月に落慶奉告の法要が執り行われました。

 5年ほど前の初夏、中金堂建設が行われていた頃、まだシートで覆われた巨大な中金堂内部を多川貫首に案内していただいたことがありました。最上階の屋根を若い宮大工たちがコツコツと手作業で垂木やミテサキトキョウを組み上げていく様は、気の遠くなるような悠久の手作業として映りました。なかでも直径80cm、長さ10mの柱の表面は、細かな削り跡が美しく、エンタシスのわずかな曲線と肌触りは一瞬にして虜になりました。何10本もの太い柱は全て人の手により手斧や槍鉋で削っていきます。五重塔が盛んに建てられた飛鳥時代もまた天平時代も、変わらずに手斧や槍鉋で削り出していたのです。木の複雑に組み合わせた荷重を分散させる技術、図面もなく経験と記憶で巨大な建造物を造っていく技術、いにしえの宮大工たちは桁はずれに頭が良かったに違いありません。
 5月11日(土曜)と12日(日曜)に「削る」にこだわった全国の匠が伊那の地に集まります。場所は、伊那市民体育館のメインアリーナとサブアリーナ、それにすぐ隣の防災コミュニティセンターの3カ所を会場に、450人ほどの削ることに一家言を持ち、腕に覚えのある職人が日本中から集まります。中には直径50cm、長さ6mほどのアカマツを数日かけて鉞で斫っていく職人、鉋でミクロン単位に薄く削る技を競う職人たち、槍鉋や手斧、鑿、鋸で木を削る様子など、ともかくめちゃくちゃ面白い「削ろう会」の全国大会です。鉋の刃を作る職人、それの研ぎ師、鋸の目立て職人。若い人から年配の人まで、真剣な遊びの2日間です。
 法隆寺の専属宮大工で、薬師堂金堂や西塔などを建てた伝説の宮大工、西岡常一のたった一人の内弟子小川三夫(72歳)さんも参加予定です。ともかく日本最高レベルの技の競演が伊那市で行われます。

お問い合わせ

伊那市役所 総務部 秘書広報課 広報広聴係
電話:0265-78-4111(内線2131 2132)
ファクス:0265-74-1250

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