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たき火通信 其の十九

更新日:2014年10月1日


垣根の南側はあたたかな陽だまりです

青垣(あおがき)

「伊那谷の民家は日本で一番寒い造りだ」と言ったのは、唐木順三先生(哲学者・評論家)だったような記憶があります。先生は上伊那の出身者ですから伊那の冬の寒さは身をもって知っていたのでしょう。地吹雪とともに強風がつくる「ふっきり(ふきだまり)」や、水晶をとかしたように冷たい「西駒おろし」や、地の底から伝導してくる「凍み(しみ)」は、この地ならではの冬の姿です。そのような伊那の冬にあって、なお一層北風の強いところがあります。伊那市美篶末広地区です。冬の間じゅう広い六道原の大地を北風が遠くからやってくる地形です。末広は文久3年(1863年)に開村した(「美篶村誌」による)と言いますから、今から150年ほど前のことです。末広の先祖たちは、この地の冬の季節風を防ぐために、「青垣(あおがき)」と呼ばれる防風林を作りました。家々は北側の道路に沿って一直線に並んでいます。これは青垣の効力を高めるためだと考えられます。そしてどの家も玄関は南にあり、気候風土を熟知したうえでの家構えとなっています。末広の青垣は東西一直線に800mにも及びます。樹種は、ヒノキ・サワラ・イチイなどの常緑樹です。なかにはタマツバキやアスナロ、ヒバ、タケなども混ざり、これらは同時に防火の役割も果たしていると思われます。青垣の高さは2~4m、中には5mを超える垣根もあります。厚さはおよそ2m、卓然と群を抜くヒノキやスギなどの高木も何本かあります。青垣は寒さを防ぐ智恵であり、伊那谷の気候風土を知った先祖からの贈り物です。末広の青垣は、伊那谷の貴重な風景ですから、これからも大切にして、次の世代に伝えていっていただきたいと願います。

平成24年1月 白鳥 孝

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