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たき火通信 其の四十八

更新日:2014年9月16日

ユネスコエコパーク

 6月12日(木)の未明、ユネスコエコパーク事務局の山梨県南アルプス市長から「登録の連絡がユネスコからあった」と嬉しい電話がありました。
 山梨・静岡・長野の3県10市町村で構成する「南アルプス世界自然遺産登録推進協議会」では、日本ジオパークを伊那市が、ユネスコエコパークを南アルプス市が、そして世界自然遺産は静岡市が、それぞれ事務局を分担しています。すでに日本ジオパークは、南アルプス(中央構造線エリア)として、平成20年に日本初の認定を受けています。そしてこの度、スウェーデンのユネスコMAB計画国際調整理事会から、「南アルプスをユネスコエコパークに登録する旨」の連絡が南アルプス市に入ったわけです。
 ユネスコエコパークの理念には、「生態系の保全と持続可能な利活用の調和を目的とする」と謳(うた)われています。そしてそのエリアは「核心」、「緩衝」、「移行」の3つに区分されます。まず南アルプスの稜線を中心とした高山帯の国立公園などは「核心地域」として、厳格かつ長期的に保護する場所です。核心地域の周辺の亜高山帯などは「緩衝地域」として、環境教育や野外活動・観光・レジャーに利用できる地域となります。そして緩衝地域の周辺にあたる、稲作・畑作・果樹などの農地や、企業活動・社会生活など、つまり私たちが暮らしている集落などを含むエリアを「移行地域」と呼びます。
 日本ジオパークに加えて、ユネスコエコパークに登録されたことは、南アルプスにとっても、また伊那市や周辺自治体にとっても嬉しい限りの出来事です。いよいよ南アルプスは、世界からも注目を集めるところとなりました。次は世界自然遺産登録に向けて一気に弾みをつけたいものです。
 
平成26年7月 白鳥 孝

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