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たき火通信 其の百六十二

ページID:541511669

更新日:2024年2月20日

越冬昆虫


名前を調べ中のカメムシの仲間

朝起きて、部屋のストーブを点けてから、朝食の準備に一階へ下りて行きます。朝食をとりながら、朝刊をひと通り読んで、お茶の入ったコップを持って二階に戻ると、だいたい6時頃です。おおむねこのような日課で一日がスタートします。

ある朝十分に暖まった部屋のカーテンを開けると、レースのカーテンにイトトンボがとまっています。私の部屋で越冬している「オツネントンボ」です。漢字では「越年おつねん蜻蛉とんぼ」と書きます。このトンボは成虫のまま越冬して、春に産卵をするトンボで、石垣の隙間すきま軒下のきした樹皮じゅひの下、枯葉のなかなどに仮死状態でじっとしています。春を待つトンボにとって、暖かい部屋は春と冬の繰り返しが毎日続き、きっと体力を消耗しているのだろうと心配するものの、真冬の屋外に放すのも可哀かわいそうで、そのまま同居しています。

ある日曜日、テントウムシも出てきました。「ナナツホシテントウ」です。テントウムシも、私の部屋の同居人です。部屋が暖かくなると、ゆっくりゆっくり歩き出し、いつの間にかどこかに潜り込みます。カメムシの仲間もよく顔を出します。触ると不快なにおいを放つカメムシは万人ばんにんに嫌われがちですが、冬のカメムシは妙にいとおしくて、軽々に外には放り出せません。ハエもいます。冬のハエは俳句歳時記の季語で「ばえ」とか「かんばえ」と呼ばれます。夏の時季は、とりわけ嫌われ者のハエですが、冬に会うとあの嫌悪感けんおかんはなく、「頑張って生きているね」などと声をかけている自分に気づきます。

チョウの仲間にも成虫のまま冬を越す、アカタテハ・ルリタテハ・テングチョウ・キチョウなどの仲間がいます。春になるとボロボロになったはねで飛ぶ姿を見ると、「よく生き抜いたね」と、その姿を追います。

成虫のままで越冬する昆虫たち。卵やさなぎなどの越冬態えっとうたいに比べ、成虫のまま越冬する昆虫は、普通に考えると死のリスクは格段に高いと思われるのに、何故でしょう。

あのヨチヨチ歩きのテントウムシはある日の朝、ぺったんこの状態で死んでいました。私が踏んでしまったのか、同居人の一人がいなくなって少し寂しい日が続きました。

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