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たき火通信 其の百三十一

更新日:2021年6月23日

高山植物の復活


東駒ヶ岳をバックにネットを張る会員たち

日本各地でニホンジカやイノシシ・サル・ハクビシン・ツキノワグマ・カラスなど、いわゆる鳥獣害ちょうじゅうがいによる被害が続いています。被害は農作物ばかりか森林林業、さらには人的被害と年々その範囲が広く深刻になっています。今回は平成18年(2006年)から取り組みを始めた、高山帯における高山植物保護のための「南アルプス食害対策協議会」の活動成果と、仙丈ヶ岳周辺のお花畑の復活状況についてお伝えしたいと思います。
かつて仙丈ヶ岳は「花の仙丈」と呼ばれ、登山道脇にはシナノキンバイ・ミヤマキンポウゲ・クロユリ・ヨツバシオガマ・チングルマ・ハクサンフウロ・シャクナゲなど高山を代表する花々が咲き誇っていました。それがニホンジカの高山帯への生息域拡大に伴い、貴重な高山植物は食べ尽くされてしまいました。被害は2000年頃から顕著になっていました。お花畑と呼ばれる高山植物の群生地はすっかり消え、どこを探しても黄色・白・赤などの花は見当たらない寂しい風景でした。
食害対策協議会は、森林管理署・信州大学・長野県・伊那市ほか3市町村などで構成されました。試行錯誤のなかで、ニホンジカから高山植物を守る効果のある方法が、お花畑をネットで囲うというものでした。こうした活動は日本初の高山帯における植生保護の先進的取り組みとして注目されました。
ニホンジカの侵入を防ぐネット「防鹿柵ぼうろくさく」は、仙丈ヶ岳直下の「うま」周辺に12ヶ所、ネットの総延長は1,200m以上になっています。毎年6月下旬、また残雪のある仙丈ヶ岳にニホンジカと競争で登りネットを張り、雪の降り始める10月半ばに再び撤去作業に上がるということを13年間続けてきました。
その甲斐あって一度は消えた高山植物が復活してきました。「花の仙丈」が戻ってきたのです。ただ一度でもネット張りの作業をおこたると、簡単に以前のような花の消えた世界に戻ってしまいます。この作業は、ニホンジカが高山帯から居なくなるまで続けなければならない、さい河原かわらの石積みのような、果てしなくきりのない根競こんくらべです。

お問い合わせ

伊那市役所 総務部 秘書広報課 広報広聴係
電話:0265-78-4111(内線2131 2132)
ファクス:0265-74-1250

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