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たき火通信 其の二十二

ページID:725427041

更新日:2014年10月1日


線彫りの33の観音像も必見です

33年ぶりの御開帳(ごかいちょう)

33年に一度しか見ることのできない、お薬師様の御開帳があります。伊那市長谷杉島の宇津木(うつぎ)地籍にある、宇津木薬師堂の薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)です。薬師如来は左手に薬壺(くすりつぼ)を持ち、人々の万病を治癒(ちゆ)し、病の者には薬を与えて、寿命を延ばすとして古くから信仰されています。宇津木集落へは、三峰川沿いに車を走らせ、市野瀬を過ぎて分杭峠への道を右に見送り、しばらくして山道に入ります。狭い道、ほの暗いヒノキ林に不安を覚えるころ、宇津木の集落に出ます。山の斜面に数戸が点在する小さな集落の奥に薬師堂はあり、隣にある無住の報恩寺(ほうおんじ)とつながっています。静かな山あいのお堂は、1184年(元暦(げんりゃく)元年)にこの地に移り、1754年(宝暦(ほうれき)4年)に新築され、数度の改修を経て今日に至っているようです。御開帳は前回が1980年(昭和55年)、そして次の御開帳は2044年(平成56年)となります。高齢化や過疎化がこのまま進めば、次の御開帳ができるかどうか心配する地元のみなさんもいます。杉島地区のみなさんが数百年にわたり守ってきた薬師堂と御開帳、地域の大切な歴史と文化財として、長谷地域全体で次の2044年に向けて取り組む節目であると思います。ところで、宇津木の薬師如来は、「つま(妻)薬師」とも呼ばれて、有名な縁結びのお薬師様とのこと。この4月15日(日曜)、33年に一度の御開帳のチャンスは、善男善女(ぜんなんぜんにょ)にもあるようです。

平成24年4月 白鳥 孝

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