伊那市

たき火通信 其の七十四

更新日:2016年9月1日

西駒んボッカ

 中央アルプス将棋頭山(しょうぎがしらやま)には、平成26年に新しく建て替えられた西駒山荘があります。大正2年(1913年)中箕輪尋常高等小学校の遭難を契機に、大正4年(1915年)に建設された石室(いしむろ)が前身です。石室はそのまま残し、隣に新しい山荘を建てました。
 この石室の土間にレンガを敷きつめようと始まったのが、参加者250人限定の「西駒んボッカ」です。大きさ210ミリメートル×100ミリメートル×60ミリメートル、重さ2.5キログラムのレンガを背負って、横山の鳩吹公園から西駒山荘までの時間を競う過酷なレースです。レンガのほかに雨具、地図、ヘッドランプなど大会実行委員から指定された道具をザックにつめて走ります。距離11.6キロメートル、標高差1,750メートル、桂木場(かつらこば)から西駒山荘までの一般的な登山コースタイムは約5時間、これに鳩吹公園から桂木場までの時間を加えると6時間ほどの行程になります。恐るべきはトップの選手は2時間以内で西駒山荘に着いてしまいます。驚異的なスピードです。
 西駒んボッカは4,500円の参加料をいただいて、山荘の資材(レンガ)を運んでもらおうとするものです。大会は今年で4回を数えます。そして今年が最後となります。理由はレンガを石室の土間に敷きつめるには、最低でも8年ほどかかるとした山小屋管理人のM氏の計算が甘かったためと揶揄(やゆ)されていますが、参加者の増加もそのひとつの要因のようです。大会には地元山岳会や多くのボランティアの方々の協力があります。遊びで始まったこのレースも、いつのまにか中央アルプスヒルクライムと称されるビックな大会になりました。参加者からは素晴らしいこの大会を止めないでほしいと迫られています。山小屋管理人M氏と大会長である私はこの続きをどうしようかと頭をかかえています。
 平成28年9月 白鳥 孝

西駒んボッカ(スタート) 西駒んボッカ(スタート)(鳩吹公園)

伊那市役所 総務部 秘書広報課 広報広聴係
電話番号:0265-78-4111(内線2131 2132)
FAX:0265-74-1250

his@inacity.jp

市のトップへ戻る

市役所アクセス