伊那市

たき火通信 其の二十五

更新日:2014年10月1日

世界最小のハッチョウトンボ(オス)

赤い妖精(ようせい)

 一円玉の直径が2センチメートル。この大きさのトンボが、ハッチョウトンボです。日本では最小、世界でも一番小さなトンボと言われています。ハッチョウトンボはきれいな湧水・流水の湿地にいて、高さ20センチメートルくらいの範囲を飛び回ります。オスは赤く、メスは茶色と黒の縞(しま)模様であまり目立ちません。この珍しいトンボが伊那市富県の新山(にいやま)地区にたくさん生息しています。面積約2.5ヘクタールのトンボ観察公園「トンボの楽園」で、しかもここばかりか新山地区の何か所もの湿地にいて、おそらくこれほど広い範囲に観察ができるところは他にありません。日本一の生息地域です。トンボの楽園のハッチョウトンボは、10年ほど前に発見されました。「何か小さくて見たこともないトンボがいる」との一報から、日本蜻蛉(とんぼ)学会の会長に連絡をとり調査が始まりました。以来、新山山野草等保護育成会のみなさんが総出で、草刈や植樹などの環境整備をすすめ、ボランティアで観察用の木道設置、駐車場整備などをして、素晴らしい公園に変身させました。ハッチョウトンボのほかにも珍しいトンボが数種類います。今では43種まで確認されています。伊那市役所から車で15分ほどの距離に、日本一の面積を誇るハッチョウトンボの楽園があることは意外に知られていません。7月8日(日曜)には育成会のみなさんによる「トンボ観察会」が計画されています。こどもたちの驚きの喚声と、稲田をわたる心地よい風、高台からの景色を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか?

平成24年7月 白鳥 孝

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