伊那市

たき火通信 其の四十三

更新日:2014年10月1日

この頃はカエルがさわがしく鳴いて・・・これもひとつの景観です

奇跡的な風景

 秋、西駒ヶ岳に新雪が降って、いよいよ冬がやってくる頃には、里では柿の実がつやつやと輝いて、眩(まぶ)しいばかりの紅葉が伊那谷を染めていきます。春、方々(ほうぼう)で満開の桜が風にゆれ、まだ眠たそうなカラマツ林の芽吹きの向こうに、たっぷりと残雪を纏(まと)う仙丈ヶ岳の姿が望めます。そして残雪の消長(しょうちょう)を見ながら農事の営みを繰り返している、これらは伊那谷の平凡ないつもの風景です。
 大きなふたつのアルプスと、幾重にも連なる前山と、天竜・三峰・小黒・小沢・藤沢などの中小河川の渓流、女性的な曲線を描く段丘崖のグリーンベルト、広々とした稲田と畑に里山のたたずまい、古い街と新しい街の風景、風・花・樹・雪・雲・空・星・・・。伊那谷はどう見ても、雄大な美の構図をもつ「奇跡的なところ」であると思えてきます。私たちにとってごく普通の景色は、日本を代表する、さらにいえば世界的な風景(ランドスケープ)であるといえるのです。
 この美しい景観も歴史も文化も先人から受け継いだ私たちの財産です。次代に引き継いでいかなければならない宝物です。伊那市では、このかけがえのない景観を守り育てるために景観条例をつくり、このほど長野県から景観行政団体として認められました。現在「伊那市景観計画」の策定を進めているところです。平成26年4月1日には、いよいよ景観計画を発効し、景観条例の全面施行になります。
 日本を代表する伊那の景観をみんなで守り、育てていく、すばらしい市民の運動は全国の注目です。

平成26年1月 白鳥 孝

伊那市役所 総務部 秘書広報課 広報広聴係
電話番号:0265-78-4111(内線2131 2132)
FAX:0265-74-1250

his@inacity.jp

市のトップへ戻る

市役所アクセス