伊那市

たき火通信 其の六

更新日:2014年10月1日

「石ころウォッチング」

 三峰川はとても不思議な流れをしています。仙丈ケ岳(3033m)から南へ約17km、そこから西に向きを変えて約3km、今度は「大曲(おおまがり)」で北に向かって長谷まで流れ、高遠町からはまた西に向かって天竜川に合流します。その距離約60km、落差は約2000mあります。そして、その間にはそれぞれに異なった時代の地層がいくつも南北に走り、三峰川はそれらを奔流し穿って流れます。仙丈ケ岳付近は四万十帯(しまんとたい)といい、四国の四万十川までつながっています。そしてその西には秩父帯(ちちぶたい)、さらに三波(さんば)川帯(がわたい)が続き、秋葉街道にほぼ沿って走る大断層の中央構造線をはさんで領家帯(りょうけたい)となります。四万十帯は砂岩や粘板岩、秩父帯は石灰岩、三波川帯は緑色岩や礫岩、そして領家帯では花崗岩やマイロナイトなどがおもに見られます。さらに変成作用をうけたチャートや蛇紋岩、アンモナイトなどの化石も見られるまさに石の宝庫なのです。水石の愛好者は全国から、この三峰川の珍しい石を求めてやってきます。五彩(ごさい)石(せき)・斑(まだら)石(いし)・錦(にしき)石(いし)・菊花(きっか)石(せき)など愛好者垂涎の石もこの三峰川から産出されます。一説には、日本の石の70~80%が三峰川から採れるとも言われています。冬ばれの気持ちいい日に、家族や仲間と石ころウォッチングに出かけるのもいいですね。
平成22年11月 白鳥 孝

三峰川の流れ1 三峰川の流れ

三峰川の流れ2 三峰川の流れ

様々な石の形があります

大きさもそれぞれです

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