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たき火通信 其の七十五

ページID:680883712

更新日:2016年10月1日

会津の席順

 会津まつりは毎年9月下旬に3日間にわたり行われます。提灯(ちょうちん)行列、会津磐梯山踊りにはじまり、藩校の日新館(にっしんかん)童子行列、そして鶴ヶ城(つるがじょう)本丸にて繰り広げられる先人感謝祭(せんじんかんしゃさい)、クライマックスの会津藩公行列、いずれも鎧甲冑(よろいかっちゅう)を纏(まと)った大名や武者姿の侍、お姫様、奴(やっこ)など500名以上もの壮大な時代絵巻物です。行列の主役は松平家14代の保久氏(もりひさし)扮する松平容保公(かたもりこう)で、わが高遠藩主の保科正之公(ほしなまさゆきこう)は会津若松市長が行列の馬上を務めます。
 会津若松市と(旧)高遠町は、平成12年9月24日に親善交流都市の盟約を結びました。高遠から出羽の国最上藩(もがみはん)、さらに会津に転封(てんぽう)した保科正之公が、会津松平家初代藩主となった関係からです。他に会津若松市は姉妹都市として青森県むつ市(約6万人)、友好都市に神奈川県横須賀市(約40万人)、蒲生氏郷公(がもううじさとこう)ゆかりの都市として三重県松坂市(16.6万人)、滋賀県日野町(2.2万人)などがあります。
 会津藩公行列の前日、会津若松市内でこれらの都市の首長(くびちょう)(市町村長)が集まった「交流都市懇親会」が歴史を刻んだお屋敷で開かれます。各自治体の議長はじめ関係者30名ほどが出席するでしょうか。一番の上座には地元会津若松市長、そしてその右隣には伊那市長が座り、それから席は左右に下座にのび、横須賀、松坂、日野と代々席順が定まっているのです。(むつ市は4年に一度の参加となり、その場合には上座に座ります。)
 保科公は1643年の会津藩への転封以来、28万石の会津人の心を慈(いつく)しみ育て、高潔(こうけつ)な藩主として今でも会津の人々から慕われています。自治体の大小ではなく、歴史に裏打ちされた縁(えにし)としきたりが、会津では今もこうした席順のなかでも息づいています。
 平成28年10月 白鳥 孝

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