たき火通信 其の四十六
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更新日:2014年10月1日
アルプスを背景に歩くイーナちゃん 全国へとことこ、とことこ
とことこイーナちゃん
「イーナちゃんを知っているひとー?」、「はーい!」と大きな声で園児たちが手を挙げました。「このイーナちゃんは歩くんだよ」と言うと、さらに「えーッ」と大歓声をあげました。イーナちゃんがトコトコ歩き出すと、保育園児たちは興味と驚きと興奮の声をあげました。イーナちゃんは20年ほど前に伊那市で生まれたイメージキャラクターで、水滴をイメージしたかわいらしい妖精として、子どもたちや女子中高生に人気です。あまり知られていませんが、10年ほど前には、あの「ドラえもん」と一緒に、日本を代表する文化大使としてニューヨークへ行ったこともあるのです。
トコトコ歩くイーナちゃんは、組み立て式のプラモデルで、身長約6cm、ピンクの桜を身にまとい、緩い傾斜をトコトコ・トコトコとリズミカルに歩いて下ります。このプラモデルがどのようにして生まれたのか少しお話をしましょう。イーナちゃんのプラモデル製作には、伊那市内の6社ほどの中小企業が関わっています。設計・デザイン、プラスチック成形、金属加工、金型製作、箱の製作などに加えて、梱包には障がいを持った人たちが働く社会福祉団体が参加をしています。いわば伊那市の「完全地産」製品なのです。市内のそれぞれの企業が持つ高い技術と異業種間の連携、障がい者の社会参加から生まれた夢がいっぱいつまったイーナちゃんなのです。
今回関係した企業のみなさんには、次の夢を作って欲しいとお願いしています。それは「アルクマくんや、くまモン、ひこにゃん」など、日本中の「ゆるキャラプラモデル」を、すべて伊那市の中小企業のみなさんがコンビを組んで作ってほしいと、そして伊那市のものづくりをもっと元気にしてほしいと。
平成26年4月 白鳥 孝
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