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たき火通信 其の三十三

更新日:2014年10月1日


すずやかな目もととやさしい微笑 さすがです(建福寺)

高遠石工(たかとおいしく)

 「馬の姿を彫った、とても可愛らしい馬頭観音があるんですよ」と、北原(きたばら)に住む女性が教えてくれました。高遠町藤沢台殿(だいとの)の八幡神社(はちまんじんじゃ)下にある、30体にもおよぶ馬頭観音のひとつです。そして近くの国道152号を渡った下北原(しもきたばら)には、明暦(めいれい)2年(1656年)建立の伊那谷最古の庚申塔(こうしんとう)があります。高遠にはお寺、神社、辻、路傍などいたるところに石仏があり、さながら野仏・石仏の美術館、石造文化財の宝庫ともいえます。こうして高遠に石仏が多いのには理由があります。17世紀半頃から、全国にその名を知られた「高遠石工」と呼ばれる技術集団の存在です。高遠石工の技術は極めて優れ、格調高く精妙で知的です。安曇野の道祖神にも高遠石工の作があります。駒ヶ根一帯にも数百体の石仏があります。高遠石工の活躍した範囲は伊那谷ばかりか、山梨、東京、神奈川、埼玉、群馬の関東一円、さらには愛知、岐阜、三重、兵庫、遠く山口までおよび、今でも高遠石工の石仏・彫像が数多く存在しています。高遠石工で想い浮かべるのは、守屋貞治(もりやさだじ)(1765~1832年)でしょうか。美和ダム下の常盤(ときわ)橋西にある「大聖不動明王(だいしょうふどうみょうおう)」をはじめ高遠町の建福寺(けんぷくじ)では、穏やかで気品あるいくつもの菩薩像(ぼさつぞう)が迎えてくれます。また貞治の祖父・貞七(さだしち)、父・孫兵衛(まごべえ)も上伊那一円に多くの作品を残しています。守屋・伊藤・池上・清水・北原・柿木・小松といった姓の石工達が、日本各地から請(こ)われて活躍していたのです。江戸時代、ノミとタガネとゲンノウを持ち、各地に散らばって、石仏という衆生・庶民の作品を作った高遠石工がいたことを学び、そして往時の石仏・彫像がそこかしこに残る高遠は、もうひとつの歴史の顔をもつまちなのです。

平成25年3月 白鳥 孝

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