このページの先頭です

サイトメニューここまで
  1. トップページ
  2. 市長室へようこそ
  3. 市長コラム
  4. たき火通信 其の百二十一
本文ここから

たき火通信 其の百二十一

ページID:334377614

更新日:2020年8月26日

若宮団地の建て替え

外観の写真
新しいスタイルの集合住宅

 伊那市営住宅は、公営住宅とその他住宅を合わせて725戸あります。なかでも大きな団地の大萱おおがや住宅、若宮わかみや住宅などは老朽化が著しく進んでいます。例えば大萱は昭和38年から建て始めて、昭和42年に104戸全棟完成していますから、古い住宅は57年経っています。若宮は昭和43年から建設が始まり、220戸全てが完成したのが昭和53年です。ここも53年経過しています。

 伊那市では古い市営住宅の建て替えに取り掛かっています。なかでも若宮団地は、高齢者用の集合住宅20戸(平屋)、若者・子育て住宅、一般公営住宅、既存住宅のリフォーム住宅にエリアを分け、令和元年から令和6年にかけて順次建設する予定です。
 今年8月末に完成予定の高齢者集合住宅は、現代社会の課題解決に向けた設計コンセプトとしては秀逸しゅういつな建物と自負しています。概要を少しお話しましょう。建屋は木造平屋建ての集合住宅で、伊那産の木材をふんだんに使用しています。入居予定は高齢夫婦用に6部屋、高齢の単身者用が14部屋、それに広い共有スペースには、キッチン・テーブル・畳コーナーなどがあり、入居者がお茶を飲んだり、介護予防活動を行ったり、おしゃべりを楽しんだりすることのできる空間です。外には家庭菜園の畑もあります。お年寄りの皆さんは畑仕事を懐かしみ、また近所の子どもたちと一緒に野菜を作り、そして収穫から調理まで皆で行う仕掛けです。共有スペースは、時には「子ども食堂」に変身します。薪ストーブのある暖かなスペースは笑い声の絶えない、明るい笑顔が溢れていることでしょう。20あるそれぞれの部屋には、ペレットボイラーの暖房設備が置かれ、CO2削減と再生可能エネルギーの温もりを与えてくれます。緊急時には住宅のすぐ隣に介護施設がありますから、24時間安心の見守り施設となっています。
 この施設の愛称は「センシオーネ」と言います。木造平屋建ての建物を南アルプスの山並に見立て、仙丈ヶ岳と塩見岳を結ぶ登山ルートの「仙塩せんしお尾根おね」をもじった名前のようです。

お問い合わせ

伊那市役所 総務部 秘書広報課 広報広聴係

電話:0265-78-4111(内線2131 2132)

ファクス:0265-74-1250

メールアドレス:his@inacity.jp

本文ここまで

サブナビゲーションここから

市長コラム

お気に入り

編集

情報が見つからないときは

サブナビゲーションここまで

以下フッターです。