たき火通信 其の百二十三
更新日:2020年10月21日
ますます重要になった権兵衛峠道路
崩落状況(令和元年10月20日)
仮復旧(令和元年12月19日)
中央アルプスにトンネルが開き、伊那谷と木曽谷が結ばれたのが平成18年(2006年)2月の事でした。当時、木曽の学生は高等学校を卒業しても、また大学を卒業しても地元にはなかなか就職ができませんでした。就職先が少ないことが大きな理由でした。しかし権兵衛トンネルが開通したことで、モノづくりの盛んな上伊那の企業、病院、学校などへ通うことができるようになりました。家族と暮らし、地域の行事も消防団活動もでき、トンネル効果は絶大なものとなったのです。救急車も伊那中央病院に来るようになり、買い物もトンネルをくぐれば30分ほどです。そして伊那からの物資の供給が可能となり、木曽路にはコンビニエンスストアが幾つもできました。
令和元年(2019年)10月、突然権兵衛トンネルの伊那側出口の橋が落ちました。台風19号が原因です。交通が全くストップしてしまい、途方に暮れてしまったのです。
ところが令和2年7月、今度はその先の
